広い視野が保つ精度

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    先日テレビを見ていたら、小さな部品の不具合を見抜く職人さんの話がありました。
    流れるよう手作業で仕事をしているその職人さんの目線での映像もテレビに流れていました。

    1日に6000個ほどを扱うその職人さんの手作業は寸分の狂いもない機械のような早さで、そんなスピードで作業して本当に部品の不具合がわかるのか不思議でなりません。そこでその部品の一つに点のような小さな傷をつけて、それが見抜けるかどうかを試してみることになりました。

    目線での映像からは、部品が変わるたびに同じところを見ていて、その小さな傷がある部品も、一度は見逃したものの、また視線が戻りそれを見抜くまでの映像が流れていました。

    どのように見ているのですか?の質問に、一点を凝視するのではなく、全体をなんとなくみていると、なんかおかしいと思う場所があるのだそうです。

    なるほど自分にも思い当たることがあります。

    フィッティング作業中も、一点だけを凝視するのではなく、なんとなく全体のバランスを見ながら作業しているからです。

    そのなかで違和感のある動きを目がとらえ、それを正常化するために、クリート位置やサドル位置、ハンドル位置など、どこをどのようにしたらバランスがとれるのか考えながら作業しているのです。

    いく通りもあるその組み合わせですが、計算式でなんとかなるものではありません。

    それぞれの人の身体は、運動経験や、関節の可動域、筋肉の強さなど千差万別で、同じ身体ではありません。また成長もしていきます。

    自転車上でそれぞれの人の身体が一番使いやすい、自転車を扱いやすい位置関係にもっていくことを一番に考えています。

    そして自転車そのものの重心にしっかりと乗る、これができれば快適に長い距離を速く走ることが可能になります。

    自転車という道具を自在に扱う!そのためにはどうするのか?その人の身体の特性を活かすためには、既成概念にとらわれない新しいアイデアが必要になるときもあります。

    それは小さな視野では見つけられないもので、大きな視野で見ながら小さな視点で見るというようなことが必要です。

    職人さんの目線もそんなことを語っていたと思います。
    K-FITTING:菊池仁志


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      • 2018.08.24 Friday
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