チーム力

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    自分がコーチを務める「愛媛県松山城南高等学校自転車競技部」が「第49回 四国高等学校自転車競技選手権大会」を創部2年目で総合優勝することができました。

    6月10日の四国ロードでは優勝。6月17,18日の四国トラックでは、チームパーシュート、ポイント、4キロ速度競争、スプリントで優勝。短・中・長距離のレース全般で選手たちは活躍してくれました。

    7月27日から始まる「南東北総体(通称インターハイ)」では、福島県いわき市、石川町を舞台に開催され、5名(2年生4名、1年生1名)の正選手、1名の予備登録選手(1年生)の総勢6名で参加することになりました。

    自転車のトレーニングでは、トレーニング終盤やレース終盤(エネルギーが少なくなって)のペダリングやフォームをいかに正確にできるかということ、自転車を自在に、そして効率よく進ますためのポジショニング(フィッティング)を大事にしてきました。そして、最善のフォームを維持するための体幹トレーニングや、身体を自転車上で使いやすくするためのコーデネーショントレーニング。空気抵抗の少ないフォームを維持するための柔軟性。

    自分の知識で足りないものは様々な人たちのお知恵を拝借しました。
    平日、土日祝と3〜4時間のトレーニングを選手に付き添い、寮生のお世話、その他もろもろの雑用を引き受けてくれた監督の先生や学校関係のみなさん。そしてなんといっても、毎日厳しいトレーニングをこなしている選手たち、それをお世話している親御さんたち。こうした多くの方々の協力なしではできなかったことだと思っています。

    日本一目指して、あと一ヶ月。

    インターハイ、トラック競技の舞台となる「いわき平競輪場」は現役時代、初めてG1決勝に乗った思い出の地です。
    菊池仁志菊池仁志
    (1997.08)


    道具に関するお話し

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      現役競輪時代にレースを走っていた自転車(ピストバイク)はNJS規格というテストを通ったものしか使えませんでした。

      自分がデビューして以来ほとんど同じものが使われていたと思います。

      クロモリしか使えない競輪フレームは、選手の体格や走りにあわせて、サイズや構成されるパイプをオーダーで作っています。

      先日、高校の練習のために瀬戸風バンクに行ったところ、新人プロ選手たちが新しいフレームを完成車に組み上げて、それで試走を繰り返していました。

      そこへ自分が登場(笑)

      今までのジオメトリーとは違う新しい自転車をどのようにポジショニングしていくのか相談を受けました。

      近年、ペダリングは様々な解析装置でどのようなものが最善か、バイオメカニクスなどを活用しながら解析が進んできています。

      しかし、個々の自転車の重心については、いまだ選手もしくは人それぞれの感覚でしか分からないことが多い部分です。

      その選手たちにアドバイスしたことは、いままでの自転車のサドル位置に拘らず、新しい自転車の重心に乗ればギヤが軽く感じるところがあるというものでした。

      実際に、自分が指導している高校自転車競技部の選手たちの自転車に跨ってみることを勧めました。

      競輪選手たちは礼儀正しく、高校生にも頭を下げて、何人かのトラックレーサー、ロードレーサーを乗り比べていました。

      そこで気づいたことがあったみたいです。さすがプロ(^ω^)

      それからポジショニングしながら試走を繰り返し、しばらくして「勉強になりました」と挨拶にきてくれました。どうもいい感じになったみたいです。

      また、同じメーカーの同じ品番のサドルやシューズ、ハンドルにも個体差があります。

      自分の場合は、同じ種類のシューズ、サドル、ハンドルを一度に数個購入、そのなかから自分にぴったりと合うものを選んでいました。

      シューズはその数個の中からランダムで左右一番しっくりくるものを選び、レースで使うシューズを決めていました。

      そして、サドルにも、お尻がはまる位置や、実際に体重が乗ったときにベースが沈み込む量に個体差があって、同じサドル高、前後位置では合いません。もちろん、ハンドルもしかりです。

      自転車は統一規格の工業製品であるのだけど、幾多の部品の組み合わせなどによって統一でない場合もできてきます。

      それぞれの自転車の性能を最大限引き出し、乗り手の能力を最大限ペアリングする作業、それがフィッティングではないか、と、改めて思う今日この頃です。
      Yonex Carbonex


      トレーニングとベストラップ

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        フィッティングにレース帯同、学校の指導に国体強化チームの指導と忙しい日々が続いています。

        ここ最近、面白い出来事がありました。

        国体強化チームを指導しているとき、かなりのボリュームでトレーニングをこなしていくのですが、トレーニング終盤にベストラップを更新することがありました。

        疲れているはずなのに、見ているだけだはよくわからないので選手たちに聞いてみると、あるときを境に楽しくなってくるそうです。

        よくあるランナーズハイかもしれません。

        しかし、実力ギリギリのタイムで走っている選手がランナーズハイになったところで、簡単にベスト更新することはありません。

        それは元々その実力があったからです。

        自分では限界だと思っていても、その限界はまだ先にあったということです。

        パワー計を使ったFTP測定でも、練習でのテストより、実戦でのデータのほうがより高い値を出してきています。

        これもその一例かなと思います。

        FTPを越えた境界線あたりから乳酸が溜り始め、そのままでは脚が止まってしまうと思っていても、そこであきらめたらレースは終わります。

        FTPを越えようがどうしようが、食らいつく場面では気持ちで付いていかないといけません。

        それをトレーニングで再現できるのか?

        できると思っています。

        ただし、それを実行するには強靭な精神力が必要になります。
        苦しい局面では、精神面の克藤があり、恐れや怖さという感情も出てきます。

        感情がコントロールでき、肉体もフレッシュな場面では身体の使い方も意識的に動けます。ただし、レース終盤になり、感情にも乱れが、そして肉体的にも苦しい場面では、正しく身体を使うことが難しくなってきます。しかし、それができなければ勝てません。

        その克服するためにレース終盤を再現するようなトレーニングをしていかないといけません。

        どれだけトレーニングを実戦に近づけることができるか。そのためには様々なアイデアが必要です。

        トレーニングでは意識的な動きを繰り返し、そしてレースでは無意識に動けるようになるために、それができるようになれば自分の身体も思いのままにコントロールできると思っています。
        松山市


        第51回JBCF西日本トラックに参戦して

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          先週末、ゴールデンウィーク最終日に開催された【第51回 JBCF 西日本トラック】に行ってきました。
          コーチを務める高校自転車競技部の引率のためです。

          岸和田競輪場(大阪府岸和田市)で開催されたトラックレースですが、競輪選手、ロードプロも参戦しており、レベルの高い大会ともなっています。

          渋滞を避けるために前日夕方4時に愛媛を出発。
          車は多く混んでいたものの渋滞に会わずに夜8時には前泊するホテルに到着しました。
          西日本トラック
          当日は早朝6時過ぎにホテルを出発。
          競輪場機材搬入口には朝7時前に到着していました。
          開門と同時に機材を搬入、控え室にもなっている検車場に場所を確保しました。

          そうこうするうちに監督会議の時間になり、その場所を関係者に聞くと、2Fの和室ですとの答え?和室?行ってみると懐かしい光景が、岸和田競輪場の選手控え室でした。
          控室
          なかに入ってみるとここで走ったレースの模様が走馬灯のように頭をよぎりました。
          土砂降り豪雨で走路が水たまりになり、そこをかき分けるように走ったレース。
          大きい怪我からの復帰戦、後輩が頑張ってくれて1着をとったレース。
          しかし、どちらかというと自分にとっては苦手な走路でした。

          今回のレースでは大阪在住の親御さん、ご友人の方にもお手伝いして頂き、総勢4名の選手がトータル12レースを走るための後押しをしてくれました。

          また思わぬ出来事にも別チームに帯同していたメカニシャンの方にお助けも頂きました。

          ありがとうございました。

          レースはというと選手たちは大活躍してくれて、チームベスト、自己ベストを更新。
          またスクラッチレースではプロ選手に勝って優勝。
          その他のレースでも強い選手たちに臆することなく自分たちの力を出してくれました。

          今年3月の全国高校選抜大会では、自分たちの力を出せずに負けるレースが多くありました。

          今回のレースでは、そこで学んだことを修正してくれ、それをレースの結果に表してくれました。

          今年は【えひめ国体】の年です。

          まだまだ強くならないと勝ちきることは難しい。
          日々精進、これを胸に頑張ってほしいと思っています。
          西日本トラック
          ☆ 松山城南高等学校自転車競技部−公式Facebookページ
          ☆こちらもどうぞ⇒【日本自転車競技連盟『第51回JBCF西日本トラック』レポート


          広い視野が保つ精度

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            先日テレビを見ていたら、小さな部品の不具合を見抜く職人さんの話がありました。
            流れるよう手作業で仕事をしているその職人さんの目線での映像もテレビに流れていました。

            1日に6000個ほどを扱うその職人さんの手作業は寸分の狂いもない機械のような早さで、そんなスピードで作業して本当に部品の不具合がわかるのか不思議でなりません。そこでその部品の一つに点のような小さな傷をつけて、それが見抜けるかどうかを試してみることになりました。

            目線での映像からは、部品が変わるたびに同じところを見ていて、その小さな傷がある部品も、一度は見逃したものの、また視線が戻りそれを見抜くまでの映像が流れていました。

            どのように見ているのですか?の質問に、一点を凝視するのではなく、全体をなんとなくみていると、なんかおかしいと思う場所があるのだそうです。

            なるほど自分にも思い当たることがあります。

            フィッティング作業中も、一点だけを凝視するのではなく、なんとなく全体のバランスを見ながら作業しているからです。

            そのなかで違和感のある動きを目がとらえ、それを正常化するために、クリート位置やサドル位置、ハンドル位置など、どこをどのようにしたらバランスがとれるのか考えながら作業しているのです。

            いく通りもあるその組み合わせですが、計算式でなんとかなるものではありません。

            それぞれの人の身体は、運動経験や、関節の可動域、筋肉の強さなど千差万別で、同じ身体ではありません。また成長もしていきます。

            自転車上でそれぞれの人の身体が一番使いやすい、自転車を扱いやすい位置関係にもっていくことを一番に考えています。

            そして自転車そのものの重心にしっかりと乗る、これができれば快適に長い距離を速く走ることが可能になります。

            自転車という道具を自在に扱う!そのためにはどうするのか?その人の身体の特性を活かすためには、既成概念にとらわれない新しいアイデアが必要になるときもあります。

            それは小さな視野では見つけられないもので、大きな視野で見ながら小さな視点で見るというようなことが必要です。

            職人さんの目線もそんなことを語っていたと思います。
            K-FITTING:菊池仁志


            過去の実積と今の挑戦

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              フィッティングや高校の自転車競技部の指導、えひめ国体に向けた強化練習などでバタバタしながら年度末を迎えています。

              来週からは全国高校選抜自転車競技大会に監督として帯同するために久しぶりの九州です。ロード競技は熊本で、トラック競技は久留米競輪場で開催されます。旧友たちに会えるかな。それも楽しみです。

              熊本といえば競輪選手時代に大怪我して皆さんに大変お世話になったところです。そのことは今でも鮮明に覚えています。

              地元愛媛の大学病院に転院したときに、命も危険な症状なのになんでそんなに平気な感じでいられるのですか(怒)と担当の先生と看護師さんに怒られたことを思いだします(笑)
              心拍センサーを外してトイレに行ったからです(反省)

              それからレース復帰までの道のりは長くかかり、単調な痛みを伴うリハビリに心が折れそうでした。

              レースに復帰してからも思うように身体は動かず、怪我をする前のようにどうして動けないのか?頑張ってくれている自分の身体を責めていました。

              トレーニングをしていても、ここから更に追い込まないといけないところで心が折れてしまい限界まで苦しめないことが続いていました。そんな状態ではプロ選手が戦うレースでは勝てません。

              昔は思うように走れていたのに、もうダメなのかな?と思うこともしばしばありました。そんな状態では成績も上がりませんよね。

              もうどうしようもない閉塞感を感じていたとき、ふともう過去の成績のことは考えず今の自分の力で最善を尽くしたほうがよいのではと考えました。昨日の自分より今日の自分が少しでも成長していたらそれでいいではないか。

              過去の実積にとらわれてすぎて今を挑戦する気持ちを忘れていたのです!

              しんどい日々が続きましたが、こんな経験があったからこそ50歳まで降級することなしにS級を維持することができたと思っています。

              限界まで身体を使うスポーツの世界では、年齢が進むにつれて今まで経験したことのない身体になっていきます。一晩寝れば回復していたのに、あんなことができていたのに、こんなこともできていたのになど様々な変化が身体にでてきます。

              過去の実積や判断基準がまったく役に立たないことも多くなり、そのことによってストレスも感じてきます。それをなんとかするためには過去の実積を守ることよりも新たなアイデアでトレーニング方法などに挑戦しつづける気持ちが大事です。それはとても勇気がいることでした!

              若くして力のある身体、そうでなくなる身体、そのなかで最善を尽くす方法を経験し、それを理論と組み合し、目標に向け最短距離を歩めるように【K-FITTING】を充実していきたいと思っています。

              4月9日開催のライディングクリニックは残り3名の枠になっています。こちらもよろしくお願いします。
              ライディングクリニック講座-vol.2-
              画像をクリックするとFacebookイベントページを開きます。


              かっこよく自転車に乗っている。

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                かっこよく自転車に乗っている。自転車乗りならばそう言われたくないですか?!

                どのようなことがかっこよくと感じるのか?それは人それぞれで違ってくると思います。

                ここでは奥様にかっこよく乗っているね!と言われたサイクリストの方のお話を書いてみたいと思います。

                知人からの紹介でK-FITTINGの門を叩かれたある男性サイクリスト、スポーツバイク歴は10年ということでした。

                2台の自転車をお持ちで、それぞれ高性能なロードバイクでしたが、何かそれを乗っていても楽しくないばかりか、進まなく感じて、そのうえ身体に違和感を覚えてきたそうです。

                新たな自転車を購入することで、その問題が解決するかと思われたときに、K-FITTINGを紹介されたのだとか。

                新しい自転車を買う前でしたので、以前からお持ちのロードバイクで受講されました。

                最初に見た感じは、まとまったフォームだと思いました。それはいい意味でのことです。

                自分で色々考えて、試行錯誤された感じも見えてとれました。

                ただ、よくよく見ていくと、手直ししないといけないポイントがありましたが、それは何ミリかの調整により改善するとだろうと予測しました。実際には、走りながら微細に調整しながらバランスをとる作業になります。

                まずクリート位置が上手くでていないと、サドルやハンドル、ステムを調整してもフィッティングはでません。

                近年のシューズのソールは、前後左右に粘りがあるしなりで、靴裏全体でペダルを踏むように設計されてきています。ペダルを押し下げる動作のときに、足裏では、小指側から拇指球に重心が移動してきます。拇指球のみ意識しすぎた場合、股関節が内旋傾向になり、ペダリングの動きに制限が加わります。

                粘りがあるソールでは、足裏がそうした動きをしやすい位置にクリートをあわさなければ身体に違和感が出てきます。そこで正確な位置にクリートをあわせる必要性があるのです。

                それがあえばサドルの前後位置、高さ、水平面の調整です。
                そこでも微細な調整が必要になり、それにはちゃんとした理由があります。

                ステムの長さが適正か、ハンドルの高さは?ブラケットの角度などを含めた、色々な位置でハンドルを持ったときのバランスをとります。

                最後に勾配の変化やギヤを色々かけてフォーム全体のバランスを確認、微調整して完成です。

                自然のなかで行うスポーツであるサイクリングやレースは、道路や気象の変化に対応しなければなりません。一つのフォームですべてを走り切るのは難しく、様々にトランスフォームしながら走っていきます。そうしたなかでも常に身体を使いやすい自転車にフィッティングする作業は公式では導きだせないものです。

                そして完成したフィッティング。後日、この方からメールがありました。ローラー練習のなかでのペース走で、最高平均ワットを記録したと、そうなのに心拍が下がってきていると。これこそ求めるものです。そして2台目の自転車をフィッティング作業中、奥様に「かっこよくなってる」と言われたとポツリ。とても嬉しそうでした。

                K-FITTING K-FITTINGは「楽に・楽しく・できれば速く」をキャッチコピーにしていますが、そこに「かっこよく」もいれてはどうですか?とご提案を受け、自分もなんだか嬉しくなりました。
                (スクール終わっての一コマ)

                ロードバイクスクール K-FITTING


                小指の威力

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                  高校のトレーニング指導で瀬戸風バンクに入ったとき面白い出来事がありました。

                  面白いというよりも、なぜそんな簡単なことに気づかなかったのか?反省も含めてこのことをブログに書いてみたいと思います。

                  高1でインターハイ決勝まで勝ち上がった選手のことです。
                  とても力のある選手なのですが、短時間高出力の部分だけ、他のパートに比べて弱く、今のままでは全国レベルの選手たちに勝ちきれない、どのようなに指導していくのがよいのか、色々と悩んでいました。

                  フィッティングもでている、ペダリングモニターのデータも悪くない、パワーデータも悪くない、ただ最高ワットに到達するまでの時間が少しかかりすぎている。

                  加速状態のときのみ、上半身に力みが見られ、その力みが他の筋肉にブレーキを掛けてスムースな加速ができていない。
                  体幹が弱いのだろうか?柔軟性が足りないのだろうか?はたまた根性が足りないのか(笑)それとも自分の勉強不足か…。
                  色々と思いあぐねていました。

                  そして今日、その原因がわかりました。

                  バンクの上の方から傾斜を使い加速するトレーニングで、踏み出した瞬間に、あることに気づきました。

                  指導しているときに、自分が立っている場所はホームストレッチゴール付近、踏み出すところは3コーナーと4コーナーの中間地点、通称2センターと呼ばれるところです。距離にして50メートル以上はあります。

                  でもそれがはっきりと見てとれました。
                  ペダル下死点付近で運動エネルギーが途切れる瞬間です。
                  原因はいくつかあり、自転車を降りてきた選手に何点か質問しました。

                  しかし、その何点かは原因ではありませんでした。

                  最後に残った質問、それは…
                  「ハンドル握るときどの指で握っている?」です。

                  「えーと、中指と人差し指、親指です!」

                  「うそだろう!」
                  それぐらい驚きました。小指は?と聞くと「あまり使っていません」

                  驚いたというよりも、その握り方でよくあれだけ走れていたなぁ…と、不思議でなりません。

                  ものごとの視点は多角的に、できて当たり前という思い込みはしないようにしようと反省しながら瀬戸風バンクを後にしました。

                  瀬戸風バンク


                  最善を尽くす

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                    寒さが和らいだかと思ったら、今週末は全国的に厳しい寒さになりそうだとか…。

                    今年はえひめ国体に向けての強化があったり、高校選抜に向けて学校の指導があったり、春のライディングスクールを計画し始めたりと、頭を使うことが多くなってきています。レース一本に集中してトレーニングできた競輪選手時代とはかなり違う頭の使い方をしているなぁ…と、遠くを眺めることの多い今日この頃です(笑)

                    頭を使うと身体が動かなくなる自分ですが、体力を落とさないためにも自転車に乗るように心がけています。

                    こうして身の周りの様々なことについてどうしたら最善な方向に進むのか?を考えていますが、現役競輪選手時代もレースのなかでも悩んでいたことがあります。

                    一生懸命トレーニングして、身体を仕上げ、もうこれ以上はない調子だとしても、一瞬の判断を誤ればレースに勝てません。レース後に「あのときの判断はそれで間違ってなかったか?」と悔やめば悔やむほど、悩みが深くなっていくのです。

                    さらに、レーススピードが上がる、強い選手のみが走れるレースになればなるほど、局面での迷いや判断ミスは取り返しがつきません。それは自分が出せる最大のスピード域でレースが進行していることと、強い選手ほどミスが少ないからです。

                    そうしたレースで勝つためには、局面での判断ミスをなくし、正しく身体を反応させなければなりません。そうはいっても、自分の思い通りにレースを走れることのほうが少なかったように思います。それができれば勝ち続けますから(笑)

                    「あのときこうした判断をしていればなー」と思ったことは数えきれないほどあったし、そうした悔やみきれない気持ちを解決する方法を見つけるまで心の葛藤が長く続いていたように思います。

                    しかし、あるときから「そのときの自分の判断は最適なものだった」と考えることにしました。色々経験したなかで、その瞬間の判断はそのときの自分が考えられる最高のこと(そのときの自分の最大限出せる力)であると、それが今の自分の実力であると割り切ることでそう思えるようになりました。

                    なぜそうした判断ミスを犯したか自分を責めるよりも、それをなくすためにどうしたらよいかを考えるほうが前向きな気持ちになれることにも気づきました。

                    レースは、同じメンバーが同じコースを走るとしても同じレースは二度とありません。それはそれぞれの選手自身が勝つための方策を模索しながら、戦い方を変化させていくからです。

                    競輪選手時代の30年間、こうした悩みや問題点を解決するために自分の心をどのようにもっていくのが良いのか?色々と悩んだように思います。現在の活動の中では、ごく短時間で勝敗のつくレースの時のような瞬時の判断が必要な場面は少なくなり、判断までの時間的なものは余裕ができましたが、どのような状況にあっても、自分の最大限の力で最善を尽くす、ということを忘れないでいたいと思います。

                    K-FITTING


                    練習の質と内容と時間

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                      2月になりました。
                      まだまだ寒い日が多いですが、春がもうそこまでと思うような日もあります。

                      今回のブログエントリーは、レースを目指す方、ロングサイクリングを目指す方、健康維持のためのサイクリングを目指す方、とくに自転車に乗る時間があまりない方のヒントになる話です。

                      引退後、サイクリストの方々とのお付き合いやふれあいの場が増えていく中で、元競輪選手というイメージから、普段からものすごく自転車に乗っているイメージを持たれているのだなぁ、と、感じることが多くなってきました。実際、「1日に何百キロも走るんでしょう?」とか、「どのようなトレーニングをしているのですか?」等、よく質問を受けます。
                      元々がプロ生活を30年してきたことから、それまでのトレーニングで身体ができていると思われる方も多いです。

                      しかし、引退して6年も経てば、プロアスリートの面影はなくなり(;´д`)…、普通の身体に戻っていると自分が一番わかっているつもりです(^ω^)。

                      実際、昨年の「ツール・ド・おきなわ」を走ったあとに、「レースを走るためにどれくらい(凄い)トレーニングをされているのですか?」と質問をたくさん受けました。しかし、その答えを聞いた皆さんからは「ええ!?嘘でしょう?」と言われる程、少ないのです(笑)

                      その内容とは、「週に2回、1時間半〜2時間の集中した自転車のトレーニングと、毎日15分ほどの体幹トレーニング、寝る前のストレッチだけです」、「あとは食事と睡眠時間に気を付ける」というものです。

                      ただし、これはレース時間を1時間半と考えた場合にできることで、その時間が伸びれば、それだけトレーニング時間も長くなってきます。

                      基本、レースであれば、そのレースの強度、レース時間によってトレーニングのボリュームも決まっていきます。

                      また、サイクリングでは、健康を維持したい、痩せたい、またはイベント完走を目指したい等の目的別に走行時間を調整(色々な考え方があります)します。

                      そのためにも、まず、一番大事なことは自身の身体が使いやすいように自転車をフィッティングすることです。そのことにより、より多くの筋肉が動き、身体全体に協調性がでて、なめらかな動きで自転車を進ますことが可能になります。それは省エネで走れることを意味します。

                      できるだけ自転車に乗るようにする、自転車に乗れないときは体幹(腹筋など)を鍛え、ストレッチで柔軟性を上げる。食事に気を付ける(オーバーカロリー)。これは自分がプロ生活をしているときも基本にしていたことです。

                      また他の運動で鍛える方法もあります。
                      それについてはまた次回にお話ししたいと思います。
                      K-FITTING



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