遠回りも大切な時間

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    皆さん、何かと思うようにいかないときがありませんか。

    自分は、プロ選手時代のときにそんなときがありました。
    デビュー後、1年10か月でS1に昇級。その後、引退するまでS級に在籍することができました。
    19歳でプロ選手になり、引退したときは50歳。かれこれ長い間頑張ってこれたもんです。

    しかし、若いときはいざ知らず、年齢を重ねるごとに今まで経験したことのない「未知の身体」を自分自身で感じ、どうしたらよいのかわからなくなったときがありました。

    今までだったら一晩寝たら元気になっていたのにとか・・・。このトレーニングをしたら調子が良くなるはずなのにとか・・・です。

    自分自身の身体なのに、思うように動かない身体にすごくイライラしたこと、そしてどうしたらよいかわからなくなったときもあります。

    今までの概念というか、積み重なってきたものが役に立たない。そんな経験をしてきました。

    新たなトレーニングを模索しても、そのほとんどが結果を生まない、どうしたらよいのかという閉塞感も経験しました。

    成績が落ちれば収入も減り、最悪引退に追い込まれるなかで、何とかしないと考えた新たなアイデアや組み合わせで考えたトレーニングでしたが、上手くいったのは1割ぐらいだったように思います。

    なんと無駄な時間をと、そのときは考えていました。

    しかし、何年か経ち、ふっとそのときのトレーニングを試してみると!いい感じに身体が反応してくれました。長いスパンで考えたら無駄な時間ではなかったのです。

    色々試したことにより、トレーニング方法や組み合わせなどトレーニング技術の引き出しが多くなっていたのです。それはいまも役に立っています。

    短期的に見ないといけないこと、長期的に見ないといけないこと、その両方の目を持ちながらバランスよく物事を考えなくてはいけない。

    それは、K-FITTINGを施すとき、トレーニングの内容や計画を立てるとき、とても大事にしていることです。
    K-FITTING


    ●Made in JAPAN●

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      猛暑の夏も朝晩は少し涼しく感じてきました。


      お願いしていた国産ロードバイクの試乗車が昨日届き、さっそく近場を走ってきました。
      YONEX CARBONEXHR

       

      YONEX CARBONEXHR 漕ぎ出しから五感を集中。
       フレーム全体の動きを感じます。
       低速、中速、そして高速の動きはどうか?

       また低速からのダッシュ、中速からのダッシュ、
       そして高速での巡航、軽くダンシングしたときの動きや、
       おもいっきりダンシングしたときはどうか…
       コーナリングでは、小さなR、大きなRを描き、
       前後輪の動き方を確認。

       ハアハアいいながら試乗を終えました(笑)
       そしてもう一つ、いま乗っているバイクとの乗り比べ。
       

      そうこうしているうちにプロ選手時代のことを思いだしていました。

      競輪はクロモリでできたオーダーフレームで走ります。それぞれの選手の走り方の特徴に合うフレームで走ります。現役30年で作ったフレームは100本を越えます。そのなかには一度もレースに使われず倉庫に眠ったままのフレームも数多くありました。

       

      菊池仁志


      レース時の動きを考察し、それに見合うパイプ、ジオメトリーを考え抜いて作ったフレームも実際に完成車に組み上げて走ると、自分が思っていた動きをしないものが大多数でした。そのなかに素晴らしく走るフレームに出会うと、もうそれは幸せそのものです。 新しいフレームが届くとすぐに組み上げ、それが夜中だろうがすぐに乗って、レースに使っているエースフレームに組み付けている部品の寸法にあわせて、フィッティングしたことを思いだします。

       

      そして今回お借りしたこのバイクも、あらゆる角度からそのフレームの性格を探る作業をしました。 人の感覚は、その人それぞれで大きく違います。乗りたいバイクを所有する楽しみ。そのバイクを自分の走りにあわせてチューニングする楽しみ、またそのバイクを自在に扱える楽しみなど多くの楽しみ方があります。

       

      そして今回乗ったバイクは、よく考えられ、あらゆるシーンで実力を発揮できるものだと思います。

      国内生産バイクの実力を垣間見た試乗になりました。

      YONEX CARBONEXHR

      YONEX CARBONEXHR


      美しく咲いたね!君の笑顔と努力の華!

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        「美しく咲け 君の笑顔と 努力の華」これは平成28年度全国高等学校総合体育大会−2016情熱疾走 中国総体のキャッチフレーズです。鳥取、広島で開催されたインターハイでコーチを務める松山城南高等学校自転車競技部の帯同を終え、一週間ぶりに松山に帰ってきました。

         

        トラックレースは鳥取倉吉にある自転車競技場で、ロードレースは広島森林公園外周コースを使い開催されました。

         

        レース前々日に鳥取の宿舎に着いたのが夕方5時、バンクの特徴を早く見たくて、夕食を食べ終えた後にスタッフで倉吉の競技場に視察に向いました。宿舎からは20キロほどの距離にあり、山の上にあると聞いていました。 日も暮れた山道を上がっていくとそこに立派な33バンクの競技場が。

         

        外は暗くなり、そこに大きな懐中電灯を持った警備員が現れ職務質問?されました。機材が搬入されているために警備が厳しくなっていたみたいです。怪しまれたかな(笑)事情を話し懐中電灯を借り、まっ暗な競技場を金網越しに照らし、バンクの特徴を観察しました。

         

        プロ選手のころもよくやっていましたが、初めての競輪場では走路内側を歩き、その競技場特有の癖を見抜いていました。

        倉吉の競技場は33バンク、それもコーナーのカントが浅く、Rが大きく、先行有利のバンクです。

        宿舎に帰り選手たちとミーテング。競技場の特徴を伝え、明日の試走では風の向きを気にして走るように伝えました。

        そしてレース当日。トラックレースは3日間に渡り行われ、選手によって出走日時が変わってきます。その上、移動日1日をはさみ、ロード競技のことも考えながら調整しなければなりません。わりと大変です。 宿舎から競技場までの道路や、近くの緩い勾配の道路を探し、1分間走なども含め、それぞれの選手がよいパフォーマンスをだせるように調整しました。

         

        競技成績のほうは、決勝種目に二つ勝ち上がりましたが…、上級生たちの気迫の走りに及びませんでした。気持ちの面でまだ弱い部分があったのは確かです。

         

        そして移動日を挟み、ロード競技(100キロ)当日。 この種目では3名が出走。一年生ながら優勝が狙えるチーム編成です。

        当日はレース4時間前に起床。レース会場にはスタート2時間前に到着。レース本番を迎えます。

         

        レースは数名が逃げるものの、ナショナルチームを含む実力のある選手はお互いにけん制をしながら、逃げを追うメイン集団に。今回のレースは先頭がゴール線を通過後約5分で後続の選手はレースから除外になります。レース終盤、スタート時には144名いた選手も約60名に。そして最終周回。逃げ選手から約1分でメイン集団が通過。逃げ切れるのか追いつくのか。そして最終ホームストレッチ前の上り坂を1人の選手が勢いよく上がってきました。そしてもう1人。その後ろに大集団。このなかに松山城南の生徒も含まれています。大集団もスプリント開始。その中から勢いよく伸びてくる松山城南の選手がいます。2位か3位か微妙な感じですがスピードに乗り前をとらえそうな勢い。そしてとらえきれず3位。

         

        3位表彰台は立派な成績ですが、少し残念。

        表彰式では個人表彰に続き、学校単位での表彰も。これも3位でした。

        創部1年目、本格的なトレーニングを始めて4か月でよくここまで頑張れたと思います。

        最後に親御さん、スタッフ、選手も含めて最後のミーティング。

        数日の休養後は、また厳しいトレーニングが待っています。

        心技体を鍛え、日本一になるためのトレーニングを続けていきたいと思います。

        松山城南高等学校自転車競技部松山城南高等学校自転車競技部松山城南高等学校自転車競技部


        舞台裏の大きな存在

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          今年新設された松山城南高校自転車競技部4名の一年生が中国総体(インターハイ)に向けて出発します。自分もこのチームに同行、自転車競技の甲子園をこの目で見てきます。

           

          インターハイは次男坊の高校時代に一度だけ見にいきましたが(それもボクシングです。。)、そのときは外からの応援だけ、今回はコーチとしての目線でこの大会を見られるという楽しみもあります。

           

          プロ選手だったころは、インターハイの勝ち上がり方法や選抜方法にはまったく興味がなく、全国大会に出ることができて当たり前…なんて、考えを持っていました。横着ですよね(笑)。。

           

          ところが高校の指導にかかわってからは、インターハイにでることがどれだけ大変なことか、思い知らされている毎日です。標準タイムも年々厳しくなり、松山城南高校自転車競技部もチームスプリントではあと0,2秒で標準タイムを突破できませんでした。タイムを切っていればこの種目でも出られたのに…残念です。1200メートル走りたった0,2秒!4月からチーム連係などの練習を始めたチームとしては上出来のタイムでしたが、とても悔しい思いをしました。

           

          そんなこともありながら、4名全員が個人種目で四国予選をクリアし、インターハイ出場を決めてくれました。ロードにいたっては表彰台を独占してのインターハイ出場。

           

          この部の指導にかかわってからは、トレーニングの指標となるワットの出方やぺダリング、そしてそのデータ解析、また問題点の解決方法など、常に頭をフル回転で勉強してきました。

           

          プロ生活でも感じていたことですが、人間の身体は教科書通りな動きができることが稀で、その時々の体調や感情の上げ下げで大きく変わってきます。そこには、新しいアイデアの様々な練習方法があり、それらを組み合わせながら、体調も感情も調整していかなければならない。そして、レース直前になれば身体の疲れをとりながら、そのときの力をレースで出し切るための調整もしなければならない。←これが難しい!

           

          現役時代に何度も失敗し、その都度修正して次にレースにということ繰り返しました。 そこで感じたことは「ほどほどがいい加減」という言葉です。

           

          目の前の目標に向い、モチベーションも高くなれば、おのずとなんにでもやりすぎるということがでてきます。もっとよくなるかもしれないと練習を追い込んだり、セッティングを変更したり、部品を交換したりなど・・・・。自分の場合、いい結果のときが少なかったです。

           

          なぜそうなってしまうか。それは怖さ、恐れなどからくる感情の乱れです。

          ただし、そういったことも客観的な視線を持つ、第三者の存在が方向性を修正してくれることもあります。それは親御さんであったり、パートナーであったり、先生であったり、友人であったりするかもしれません。

           

          そういった身近にいる方の存在や意見が、自分自身の能力や可能性を引き出してくれるきっかけを与えてくれたり、心の支えになってくれたりすることもあります。陰ながら力になってくれている方々の存在は大きいです。生徒たちの晴れ舞台はこういった陰ながらの多くの力に支えられています。

           

          ここまで来られたことも、そういった皆様のおかげでもあります。

          明日からのインターハイ、自転車競技部のみんなで、精一杯頑張ってきます。

          応援をよろしくお願いいたします。

          松山城南高等学校自転車競技部


          変わっていく喜び

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            梅雨が明けました。これからの季節は、熱中症・紫外線対策は万全に行きましょう!

            先日、今年3回目のフィッティングになる女性のお客様がお見えになりました。以前のブログにも書かせていただいた方です。
            膝に障害を持たれ、長く自転車に乗ると痛みがでることもあるけど、それでも長距離サイクリングを目指したいとK-FITTINGの門を叩いてくれました。

            それが今年2月のこと。ステムは55ミリのものを使われ、自分なりに試行錯誤を繰り返し、この長さになったとか。自転車に長く乗ると膝の痛みがでるために、ケアもかなり気を使われている様子でした。クリート調整からスタート。前後位置、Qファクタ―調整は細心の注意をはらいました。荷重移動が大きくなりすぎると膝に負担がかかるために、見た目コンパクトなフォームになりました、それでもステムは伸びて80ミリに。

            その後、200キロを超えるサイクリングイベントを何回も完走され、走力も上がってきたのでしょう。最近ハンドルが近く、サドルが低く感じてきましたと、この5月に2回目のフィッティングをお願いされました。ステムは90ミリに。そのときに7月に開催されるトライアスロン大会リレー部門に自転車パートで出場されることを聞きました。かなりハードなコースを攻略するための、前傾姿勢のきつくなるブラケットの持ちかたも伝授するまでに成長していました。

            この大会も無事に完走。ご本人単独での最長距離となる230キロを走るサイクリングも成功されるまでになりました。

            そして7月。メールが届きました。ハンドルが高く、サドルが低く感じていますと。お客様の声(VOICE)で、K-FITTINGを受講するまでは半信半疑でした、というコメントを時々いただくのですが(笑)、自分なりにそのいただいたメールに関しては半信半疑でした(笑)。前回のフィッティングから2か月あまり、成長するには時間が短すぎると感じていました。しかし、申し込みがあり、当日ご本人の乗車フォームを見たとき驚きました!体幹は強くなり、骨盤の角度が変わり、より大きな筋肉を使えるような身体に変貌していたからです。そして身体も絞れていました。

            たった2か月でこの変わりよう。自分の既成概念を覆してくれました。

            ステムは110ミリに。角度が違うステムを使用しながら伸ばしてきたこともありますが最初と比べると約5センチ伸びました。凄いことです!

            リフィット   人それぞれ成長するスピードは違います。
              また、成長のタイミングというのもあります。
              あっというまに別人になってしまうような時期もあります。
              ゆっくりと伸びていく時期もあります。
              成長を焦らず、日々の練習を続けて、
              少しずつでも変わっていく喜びを感じてみてください。


             

            自分も、そのようなみなさんの変化を見られる喜びを感じている今日この頃です。


            トレイル値

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              昨年より雨が多い6月も過ぎ、猛暑の7月を迎えました。
              熱中症に気を付けて過ごしましょう。

              フィッティングのチラシを作って、身近な人からお知らせしはじめたのが約1年前。その後、WEBサイトを立ちあげたりしながら、K-FITTINGも様々なお客様に利用して頂けるようになってきました。お客様の身体にあわせて、それぞれの自転車を調整し、効率よく自転車を進ませるお手伝いができる喜びを感じている日々です。

              フレームメーカーによって個性がでる自転車のジオメトリーですが、自分が気にしている数値のなかに「トレイル値」というものがあります。自分が現役時代にも大事にしていた数値です。
              ハンドリングと自転車の進み方に影響する数値ですが、ロードバイクの場合、ダンシング時の重心位置にも影響します。

              自分は、実際に自転車にまたがり、漕いでみるとだいたいの数値が予測できます。

              フィッティングや講習などでよくお話するのですが、自転車はまっすぐ進むものでなく、左右に倒れそうになりながら、重心の移動と細かなハンドル操作で直線的な動きになって進んでいきます。蛇がうねうねと進んでいくような感じです。そのときのハンドルの切れ方を表したものの一つが「トレイル値」になります。イメージしづらい場合は、少しのハンドル操作で自転車が曲がっていくもの、大きくハンドルを操作しないと曲がらないものと考えてもらうとわかりやすいかもしれません。実際に乗ってみるとどうかというと、前者はダンシングしやすく、後者はシッティングでぐいぐい進んでいくイメージです。

              今日、あるサイクリストから自転車の乗り換えについての相談を受けました。以前、フィッティングを受けて頂いた方です。

              新たに購入を予定している自転車のジオメトリーを確認していると、あるフレームサイズから、この「トレイル値」が大きく変化していました。フレームが小さくなるほど、このジオメトリーの自由度が少なくなります。近年では、フレームの大きさにあわせてカーボンの積層を変えているメーカーも多くなってきました。つまり、同じメーカーの同じモデルでも、フレームサイズが違うと、自転車の操作性が変わってくるということです。

              すべてを含めてバランスをとり、乗りやすい自転車を模索しているのだと思います。
              乗りやすい自転車!それを身体にあわせてフィッティングする作業をK-FITTINGでご提供していきます!


              成長をかみしめる

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                愛媛県 松山城南高等学校 自転車競技部
                インターハイ四国予選(ロード・トラック)が終わりました。

                ロードでは1,2,3フィニッシュ!で表彰台を独占!
                トラックでも、ポイント、4キロ速度競争で優勝!スクラッチ準優勝、スプリント3位、学校総合で準優勝の好成績で創部1年目の自転車競技部1年生4名全員がインターハイ出場を決めてくれました!

                トラック予選では、レース前の周回練習で、タイムテーブル通りのラップを刻み、このレースにあわせてのトレーニングが間違いなかったことに一安心しました。

                自分が組んだ毎日のトレーニングメニューは、狙いのレースで最高の調子に仕上げるためのもので、その過程ではそれほど調子の出なかったレースもありました。焦らず成長を待つことがこれほど大変だとは思いもよりませんでした。思うような動きにならないときもあり、常に自問自答の日々です。それは自分が現役選手のときに感じたこととまったく同じ気持ちです。しかし、狙い通りのレースに仕上がった選手を見ると、本当にうれしく感じました。

                レースの運び方も、他校の身体の大きな2.3年生に臆することなく積極的なレースを展開してくれ「強いものに立ち向かう」という姿勢を見せてくれました。心も日々成長している姿に頼もしく感じました。

                普段のトレーニングを見守ってくれた指導陣の先生方、親御さん、チーム一丸となって頑張ってきた結果だと思っています。

                毎日の単調な基本のトレーニングを繰り返し、レース終盤で力を出すために必要なペダリング、フォーム、そのために必要な集中力を鍛えてきたのは選手たち本人です。そのあとの「ひと押し」ができたことに、コーチとしての喜びを感じる事のできたレースになりました。結果もさることながら、本当に、選手たちの成長と意気込みを感じられる、いいレースをしてくれました。

                レースの様子を振り返ると、目頭が少し、熱くなります。
                この思いはまだまだ続くのでしょうね(笑)

                愛媛県 松山城南高等学校 自転車競技部


                高校の自転車競技部

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                  高校自転車競技部のコーチを任されてから3か月あまりが経ちました。
                  プロ選手生活のなかで勉強したことや、公認コーチ講習で勉強したこと、実業団チーム監督時代に感じたことなどを練習に活かすことができたり、その中にも新たな発見があったりと、様々な経験をさせてもらっています。自分自身も、生徒たちとともに、成長していると感じます。

                  先日の四国高等学校自転車競技選手権大会(平成28 年度全国高等学校総合体育大会代表選手選考会)では、表彰台を独占し、ロードではインターハイに出場することが決まりました。日々の練習を見守ってくれている先生と親御さんたち、そして学校の後押しがあるからこそできたことです。

                  そんな彼らも、入部当時は挨拶の声も小さく、おどおどしながら練習していて、大丈夫か…?と、心配しましたが、最近では練習で上手くいかないことなどがあれば、生徒同士で話し合いをして解決するなど、自分たちで考えるということができるようになり、精神面でも強くなってきてくれているように感じます。

                  それでもやはり、まだまだ子供の面影がある高校1年生の選手たち。常に、表情を読み取りながら指導しています。幸い軽傷ですみましたが、隊列の乱れから接触して落車することもありました。プロの感覚からすれば、なんでそんなことになるんだ!と、思うようなことは多々あります。

                  集中力の欠如が大きな事故につながる自転車競技は、気持ちの安定が自転車の動きそのものに影響します。

                  きつい練習メニューをこなすことも大事ですが、日々の生活のなかに、レースの最終局面、だれも助けてくれない、自分だけで解決しなければならない場面での判断力につながる、気持ちの強さと、自分で考える力を養っていくことはとても大事なことです。

                  面倒臭いこと、やりたくないことを後回しにしたいのは自分も同じです。しかし、そういうことを繰り返せば、本当の自分の弱さとは向き合えません。わからないことは調べてみる、自分ができないことができる人をよーく観察してみることなどを繰り返すうちに、できないことができるようになったり、めんどくさいことを投げ出さないなど、難しい局面に対峙する心構えができてくるようになるのではなかと考えています。

                  「インターハイに出たいか?」その言葉に、真剣な眼差しで「出たいです!」と答えた子供たちの表情に「こんな時代もあったな」と思い出す自分がいました。

                  青春だなー!

                  高校一年生、汗と涙の暑い夏が、始まっています。
                  松山城南高等学校自転車競技部:瀬戸風バンク

                  回し芸

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                    蒸し暑くなってきました。沖縄はもう梅雨入りしていますね。これからジメジメが本格化。
                    汗ばんだトレーニングウェアがにおい始める季節です(笑)
                    紫外線対策に熱中症対策、におい対策と忙しい季節でもあります(^ω^)

                    なんてことはさておき…
                    現役競輪選手時代に、身体の使い方で大事にしていたことがあります。
                    それができたときの自転車の進み方の特徴として「自転車を誰かに押されているような加速」がありました。無理して漕いでいないのに、自転車がスススッ〜と進んでいく感じです。
                    レース中、まわりの選手が一生懸命ダッシュしているのに、自分の自転車は人より短い時間でトップスピードになっているように感じるのです。身体の動きに余裕があるので、視野が広くなり、レース状況を全体的に見渡せるようになります。少し大げさですが、映画の「マトリックス」で銃弾をスローモーションで避けるシーンを見るように、周りの状況が見えてくるのです。人との時間の過ぎ方が違う、そんなイメージです。

                    デビューしたときにある先輩選手が、ゴール前に他の選手のペダルの動きが見えると言ったことがありました。それを見ながら、避けながら自転車を進ますと狭いところを突き抜けて良い着がとれるというものでした。そんな?またー?と思っていましたが、それができるときがきたのです。年齢がいくとその感覚は消えましたが(笑)ノッてるときはそういうものなんですね。 なぜそんな感覚がでるのか。それをずっと考えていた時期があります。

                    その一つと思われることにペダリングがあります。
                    皿まわしの曲芸をご存じでしょうか。
                    細い長い棒の先に皿を乗せ、棒を上手く扱いながら皿をまわし続けるというものです。
                    力一杯棒を扱えば、皿はすぐにどこかに飛んでいきます。
                    またよく似た動作にフラフープがあります。
                    身体を上手く使いながら腰でフラフープを回しますが、力を加えるのは一か所です。
                    皿回しも同じです。
                    力を二か所で加えると皿もフラフープともに上手くまわりません。
                    力の出し方、タイミングがよければ速度はどんどん上がります。しかしタイミングが合わない場合は不自然な動きになり最終的にはバランスが取れなくなります。

                    ペダリングもまさにそれです。ただし皿やフラフープは横の動きですが、ぺダリングは縦の動きとなり、脚の重さを消す動作が必要になります。それが俗にいう引き脚ですが、その動作は瞬間です。そして、ペダリングで大切なのは、左右を回すということです。皿回しやフラフープと違うのは、この左右のつなぎの動作があるということです。この動作は、骨盤の切り替えしと、体幹の強さ、そして柔軟性が大きく関わっています。

                    いまはぺダリングデータ解析の技術も進み、そのようなことも明らかにされてきています。様々な解析技術が進む中、見落とされがちなのは、この左右の連携というところかもしれません。その連携を生み出すのは、バランスです。右だけ、左だけ、右と左別々に見れば完全なデータが取れたとしても、その2つを組み合わせたた動作を生み出すのは、身体の筋肉の連携です。

                    今の計測技術によるデータ解析は、あくまである一定のポイントでしか取れません。
                    それぞれの機器に特徴があり、一長一短ありますが、最終的には、自分自身の感覚を研ぎ澄ませることが究極なのかもしれません。時間はかかりますが…

                    データ解析はその時間を短くしてくれるかもしれません。でも、今のデータはある程度の指標。計測データ解析の深みにはまってしまったら、あまりそれに囚われすぎないのもいいかもしれません。

                    最善の動作を再現するためのトレーニングは千差万別です。
                    理論と実戦、それを融合するための勉強は一生続きそうです(笑)
                    瀬戸風バンク

                    自転車と身体のハーモニー

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                      日差しが強くなり、紫外線対策が必要な季節になっています。
                      高校の自転車競技部のコーチとしての仕事もあり、長時間外に立っていることが多く、最近は帽子にサングラス、日焼け止めで対策しています。しかし日に日に黒くなってきている感じがします(笑)
                      そして、K-FITTINGのフィッティングは実走しながらですから、メラニン増殖にも拍車がかかります(笑)
                      扱う自転車の数も多くなり、それぞれの方たちの身体の悩みなどを聞きながら、そのときの最善を目指してフィッティングしています。

                      最近、色々と思うことがあり、そんなことを書いてみようと思います。
                      自分の愛車はクオーターケーベルとジャイアントTCRアドバンスの2台で、細かなジオメトリーの違いはあれ、シートの角度は同じです。ただし、カーボンの積層の関係か、他のジオメトリ―の違いで、走りの性格は大きく変わります。

                      全体がパリットした感じで直進性が良いケーベル。とくにハンガーより前側が硬く、大きな出力をだすと後ろ側が柔らかく感じることもあります。フレーム全体のしなりで前に進んでいくアドバンス。ハンドルの切れがよくダンシングがしやすいフレームです。長時間自転車に乗るには楽なフレームです。

                      自分はこの2台を乗り換えるときに走りを変えています。ハンドル、サドル、ペダルの位置関係もです。それぞれの自転車の重心が違い、そこに乗らないと走らないし、走り方を変えないと思うように進みません。

                      サドル高やサドル前後位置も違い、そこには公式などで導き出した数値は当てはまりません。
                      自分でフィッティングするときに一番気を付けていることが筋肉の動きです。より多くの筋肉が上手く連動して動き、より出力をだせる筋肉が上手く稼働しているかを探っていきます。そこには自転車それぞれの操作性なども加味し、実走状態で確かめることが必要です。

                      サドルを上げることで、ハンドルとの高低差が生まれ、サドル水平面を動かしても同じことがおきます。ただ単にサドルを上げれば良いフォームになるという単純なものではありません。
                      そこにクリート位置などを付け加えれば、組み合わせは膨大なものになります。そこを紐解きながら進めるのがK-FITTINGのフィッティングです。

                      競輪選手時代に成績不振から脱却することができた班目先輩のフィッティング(そのときの記事はこちら。ハンドル、サドル、ペダルをセンチ単位で動かして全体のバランスをとりました。班目先輩は、レース中(開催2日目)にこれを行ったのです。レース中の選手の自転車をこんなに大きく動かすなんて、普通は怖くてできませんし、お願いすることすら躊躇するようなことです。しかし実際、そのときの力を最大限に発揮することが可能になりました。

                      そこから始まったフィッティングの研究。一つのことだけにとらわれると全体のバランス、身体とのハーモニーを乱すことになることを現役時代に身をもって知らせてくれました。

                      ぱっと見て、「ああじゃないか?」「こうじゃないか?」と言える人はたくさんいると思います。しかし、その先が肝心です。そうしたアドバイスがヒントになる場合もあるかもしれません。でも、本当にその1か所の指摘を修正して全体のバランスがとれるのでしょうか?その自転車のジオメトリー、乗る人の身体特性を引き出せているのでしょうか?
                      K-FITTINGを受講くださる多くの方が、常にその問題に向き合い、回答を求めてやってきてくださいます。

                      もう一つ奥にあるもの、それを一緒に実走しながら見極めていくのがK-FITTINGです。
                      もちろん、気楽にフィッティングを受けて頂いて大丈夫ですよ!
                      フィッティング時に、なぜいまこのポジションなのかをにわかりやすくお伝えするようにしています。ぱっと見ご意見に迷われたなら、そのことを思い出してください。
                      それでも、迷われたなら、お問合せください。
                      どうして今のフィッティングポジションになっているのか、キチンとご説明します!

                      菊池仁志-K-FITTING-
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