ジュニア世代の過ごし方

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    11月も終わり、明日から師走です。一年経つのは早いものですね。

    4月に創部された松山城南高校自転車競技部の一年生たちも入学してから8ヶ月が過ぎようとしています。

    入学当初、細かった身体もしっかりとしたものになりつつあり、この冬のトレーニングで、来年春にはもう一回り大きくなってくれるのを願うばかりです。

    創部一年で大活躍してくれた自転車競技部ですが、そのなかでも安定感があり、日本一になった選手がいます。

    その選手が高校入学までにどのような自転車生活を送ってきたのか、同年代の子供を持つ親御さんの参考になればと思い書いてみます。

    自転車を速く走らせるための要素は大きく分けて二つあります。

    一つ目は自転車を進ませるためのエンジンとなる身体の能力を上げること、二つ目は自転車を扱うためのテクニックを上達させることです。後者はペダリングスキル、ライディングテクニック等も含まれ、自転車に乗ることで上達してきます。

    この二つの要素をどのような比率でトレーニングしていくのか?それが上手くバランスがとれたときに良い成績が生まれます。

    とくに中学年代は筋力よりも心肺能力が高まる時期です。このときをどう過ごすか?色々と考えるときです。

    城南高校自転車競技部で活躍しているその選手は、小学生から自転車競技の世界では有名な選手でした。

    そのころに親御さんとご縁があり、その選手が中学生になったとき、自転車ばかりでなく、他の運動をさせながらその運動が中心となるようなプログラムを組んではどうかと提案させてもらいました。

    そのアドバイスを受け入れてもらい、彼は陸上部に。中距離では四国大会でも上位に入る成績を残すような選手になりました。

    そして、自転車のほうでも全国トップレベルの選手に。

    ある意味、いかに自転車に乗らず、他のスポーツで身体能力と自転車の走力を上げるかに挑戦していたのだと思います。

    そして高校に入学し、ほぼ毎日自転車に乗る競技生活を送るようになりました。
    長く自転車に乗るようになると、重力に逆らう筋肉(抗重力筋)が弱くなるため、身体の能力を上げるための、地面に脚がついている(重力に逆らう動き)運動もほぼ毎日繰り返しています。

    そのようなトレーニングも時間で上限を設けています。

    だらだらトレーニングしても意味がなく、余った時間で好きなこと(勉強も含む 笑)をして学生生活を送ってもらいたいからです。

    ジュニア世代は競技生活を続ける意味では、次のステージとなるプロ・大学進学のためのステップアップの時期です。そこで終わりではありません。怪我、病気なく3年間トレーニングを継続する!そんな競技生活を送ってもらいたいと思っています。松山城南高等学校自転車競技部


    今の山

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      先日、「第4回イマノヤマヒルクライム」を走ってきました。

      現役競輪審判長の生まれ故郷である高知県三原村で開催されたレースです。

      この審判長、実はとても凄い人で、マスターズトラック世界選手権2011では銀メダル、そして先日行われた「2016全日本自転車競技選手権大会マスターズ」でも優勝、日本一になった人です。
      イマノヤマヒルクライム
      レース終了後の一枚

      競輪選手にとって審判長の裁定はぜったい!しかし納得のいかない裁定にはけんか腰で議論することもあります。失格になれば賞金はゼロ。死活問題になることなのでそうなります。

      そうした重責をまっとうしながら、ひそかにコソ練!けっこうやります(笑)

      自分が現役選手のときは、その関係にもなにか壁みたいなものあり、お互いもう一歩踏み込めない感じが続いていました。

      しかし、自分が引退。そうした関係にも終止符が打たれ、いまはとても仲良しです(笑)

      そしてもう一つ、このヒルクライムのポスターにもなっているイラストのクオリティがとても高いこと、だれが描いたのかと聞けば、役所の方が趣味で描いているとのこと!…とても驚きました。
      イマノヤマヒルクライム

      コースは全長6,7キロ。獲得標高521メートル。短めだけど、けっこうハードなコースですびっくり

      ツール・ド・おきなわ用の後ろギヤ12−25を12−27に交換。それでなんとかなるだろうと思っていました楽しい

      しかし、甘くはなかった!冷や汗

      午前10時からのレースは5〜6人ずつ、30秒おきにスタートします。自分は最後尾の組、それもヒルクライム専門の選手たちと一緒です。自転車は5キロ台!フロントシングル!バーテープ、ボトルホルダーもなし!身体も絞れている!対してこちらは禁酒解禁で少しポッチャリ(苦笑)ベル、前後リフレクター、ボトル、パンク修理キットも。さすがにヤバイと感じ、パンク修理キットは主催者に預かってもらい、ボトルの水は3/1になるまでに減らしました。

      イマノヤマヒルクライム

      しかし、ついていけたのは最初の1キロまで。緩斜面でも40キロ近くのスピードでて、もう無理、オーバーヒートする!そう思いワット計を見ながらマイペースで上がることにしました。コース後半部分にある急斜面に完全にびびってました(笑)

      成績は聞かないでください(泣)

      イマノヤマヒルクライム

      ゴールでは、飲み物、食べ物が振る舞われ、その後、下山スタッフの誘導で下山。

      スタート地点に戻ると地元の方たちが作ってくれた料理で食事会、これがとても美味しい!食べながら表彰式、そして地元の方たちが協賛してくれた郷土品の抽選会と進み、午後2時には終了!

      イマノヤマヒルクライム

      アットホーム雰囲気のなか、家族での参加やご夫婦での参加が目立ち、また来年もでたいな!そう思える大会でした。

      イマノヤマヒルクライム

      しかし、山は練習しないと速くなりませんね。それがよーくわかる大会でもありました(苦笑)


      第28回ツール・ド・おきなわ2016(2)

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        今回のツール・ド・おきなわを走ることに躊躇していたことがあります。

        前年度、上位50位以内の選手はシード番号をもらえスタートで集団前に並ぶことができます。

        2014、2015年ともに走ることができなかった自分はその番号がもらえず、早い時間から並ぶ必要がありました。

        オーバー50クラスは全国から多くの猛者が申し込むことで知られ、申込み期間半ば、もしくは何日間で400人の枠が埋まる人気のレースです。

        申し込んだ後、ゼッケン番号を含む受付用紙が送られてきたのが10月末、封書を開けてみると「3801」の番号が。3501から始まるゼッケン。そして今回のレースは415名の選手が登録していました。これは大変、早い時間から並ぶ覚悟をしました。
        ツール・ド・おきなわ

        レーススタート時間は、210キロチャンピオンレースがスタートした5分後、午前6時50分です。そのために当日は朝3時に起床、おにぎり2個、バナナ1本を口にしました。

        ホテルを出るときにタイヤの空気圧を確認、補充、4時半に出発。会場には5時に到着。あたりは暗く、街灯のあかりと車の室内灯を頼りに準備。それから身体を起こすためのサイクリングに出かけ、ゆっくりと軽いギヤを回しながらレース召集地点に目をやると、もう10名ほどの選手が並んでいるじゃないですか。時間は5時40分、これはもう並ぶしかありません。これからスタートまで1時間10分、アップも何もできません。
        ツール・ド・おきなわ

        そうこうしているうちにどんどん人が並んできます。そして前にはシード選手たち。
        ツール・ド・おきなわ

        スタート30分前、メイタンCCCと2RUNを少量の水とともに口にしました。ボトルの中身はメイタン電解質パウダーと水400CC。
        ツール・ド・おきなわ

        スタート地点へ歩いての移動が始まります。スタート5分前、着用していたウインドブレーカーとレッグウォーマーをサポートに手渡し。いよいよです!
        ツール・ド・おきなわ

        号砲と同時にスタート。左ペダルのキャッチが上手くいかず、あっというまに後方に、しかしスタートから1キロ区間はニュートラルゾーン。集団最前方の審判車は抜くことができません。集団右側にでて前に踏んでいきます。上手く10番手ほどに上がることができました。
        ツール・ド・おきなわ

        リアルスタートと同時に一気にスピードが上がって行きます。集団のあちらこちらでギヤを上げるカキンカキンという金属音。横にも前にも選手、本格的なレースの始まりです。

        レースが始まって自分が最初にする作業は、動きが危ない選手、脚力に余裕がない選手、そして調子が良く踏めている選手を選別する作業です。それは思わぬ落車に巻き込まれないようにすること、現役選手時代にもそのような選手の後ろは走らないように心がけていました。

        とは言っても、自分も高速集団走行は3年ぶり、集団内を走ることに脚力を消耗している感じ。そしてゼッケンもシード外。位置取りも楽ではありません。海のものか山のものかわからない選手を前には入れたくないですからね。

        コース前半の緩やかなアップダウンがある広い2車線の道路では、何度も逃げを作ろうとする動き、それを追いかける動きなどがあり、猛スピードでレースが進行していきます。これはと思う逃げには乗るように何度も追いかけたりしながら、ふと後ろを見ると、視線のはるか先まで選手が走っています。ちょっと感動(笑)

        そして車線が狭くなり上りが始まる区間では、前に上がろうとした選手たちの動きでさらにスピードが上がります。

        苦手意識のある美ら海水族館前の上りも何とか集団前方でクリアすることができた!と思った瞬間!上り返しでさらにスピードが上がり前の選手が中切れ、これは追いかけないと逃げが決まる!脚を使いながら前に追いつき、しかし直後の平坦区間で牽制、後ろから多くの選手たちが集団に合流。それからのアップダウンでも逃げができそう、それに乗る、また捕まるの繰り返し、綺麗にローテションがまわっていません。

        最後の難関、短く急勾配のある坂は何とかクリア、そのあと2連続する勾配の緩い坂道で集団前方がペースアップ、それに付き切れ、前の集団は20名ほど。ここは何としてもついていかないとレースが終わる!しかし脚が一杯。冷静になれ!後ろを見ると何名かの選手が追いかけてきます。それにかろうじて食らいつき集団復帰。そして下り坂。平坦区間で牽制、また大集団に。みんな集団スプリントを意識し始めました。

        その後、ペースの上がり下がりがあるものの、最後の丘は2番手でクリア。残りは5キロ。下り基調の平坦のみ。集団の人数は60名ほど、ここからは位置取りが鍵、一度後ろに下がると上位は無理、どの選手も同じ思いでしょう。

        何度か前の選手が斜行、加減速もあり、横の選手とも当たりそうになったりして「すいません」と3回は言ったような(笑)

        ゴールまで500叩そこを3番手で通過!残り300箪乎頂険Δら他の選手がダッシュ!一度は集団内に飲み込まれたもののコースを見つけギヤを一枚アップ!そして踏み込むとギヤが重くて加速しない!踏めないギヤでないのに思ったよりも脚にきている。残り100蛋阿錬蛙諭シッティングで力任せに踏み込む。ゴール直前一人抜くも後ろから抜かれて4位。あーあ表彰台が(泣笑)
        ツール・ド・おきなわ

        けどすがすがしい気持ち、それに達成感もありました。表彰台に上がる選手、優勝した選手は一枚違う強さでした。
        ツール・ド・おきなわ

        計測チップを返し優勝した選手と談笑。この選手は今年59歳、素晴らしいことです。普段の努力の賜物でしょう。

        そして久しぶりのレースはプレッシャーもあったけどとても楽しいものでした。来年もまたこのレースに沖縄に来たいと思ってます。
        ツール・ド・おきなわ 

        参加レポート・お・わ・り。

        【大会公式Webサイト:ツール・ド・おきなわ - 熱帯の花となれ風となれ -】 
        【ツール・ド・おきなわ開催地: 沖縄県名護市
          名護市
          イベントたくさん!見どころ盛り沢山!パワースポットめぐりも!
          名護市パワースポット
          観光案内も是非CHECK!
          沖縄県名護市


        第28回ツール・ド・おきなわ2016(1)

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          先日11月13日に開催された【第28回「ツール・ド・おきなわ2016」大会】市民レース50km オーバー50を走ってきました。

          ホビーレーサーの甲子園といわれるこの大会は UCI 210キロのレースを頂点に、140キロ、100キロ、50キロ、10キロの距離別レースの他、年代別のカテゴリーもあり、また沖縄一周サイクリングなど、自転車乗りにとって魅力的なイベントです。

          レースでは本部半島を含む沖縄北部地域の公道を交通規制して開催され、日本でも数少ない公道を使ったロードレースとなっています。

          2011年末に競輪選手を引退、しばらく自転車から離れた生活を送っていましたが、20歳から30年間プロスポーツを仕事としていた身体、普段何もしないことに体調がすぐれませんでした。そこで思いついたのがサイクリング!これが楽しい!自転車に乗ることがストレスにもなっていた現役時代とは違い、健康維持のために乗る自転車はとても楽しいものでした。

          それから「台湾一周サイクリング」なども経て、2012年、このツール・ド・おきなわに初挑戦したのです。このときは5位。しかしレースはとても苦しく、ゴール前直線でのスプリントでは脚が一杯一杯でスピードに乗れませんでした。

          その後、2013年には4位。2014年もエントリーしていたのですが、レース2か月前に腸閉塞で入院手術、この年はレースを走ることを断念しました。

          2015年は晩夏にスタートしたロードバイクスクール「K-FITTING」が忙しくなり、この年も走ることを断念。

          そして2016年夏、愛媛今治しまなみ海道を視察に訪れた名護市の方々とのご縁があり、再度ツール・ド・おきなわを走ることを決めました。

          そうはいっても2013年ツール・ド・おきなわを最後に集団での高速走行は経験しておらず、様々な心配が頭をよぎっていました。

          そして機材を買い替えることも検討、しかし現役選手時代からトレーニングに使用していたバイク 2011年モデルのクオーターに、コンポはデュラエース電動10速、ホイールはフルクライムレーシング1、タイヤはコンチネンタルグランプリ4000で走ることに決めました。この選択は自分の機材に対するこだわりがあったからです。最新のレーシングバイクは値段が高いということもありますが・・・(笑)

          トレーニングも50キロのレースのことだけを考えて、最長2時間のトレーニングメニューを週に3回集中して行いました。これはレース1か月前から、あとはそれなりに自転車に乗っていただけです(笑)

          ただしお酒は3か月前から禁酒。1か月前からは食事にも気を使うようになりました。肉は少な目に、野菜は多く、炭水化物は運動した分だけ、腹は7分目を目安にしました。

          当初はレース前日入りを予定していましたが、スケジュールを調整し、レース3日前の木曜日に沖縄に移動、ただ直前に仕事や所用を詰め込んだせいか、なにか疲れた感じでの沖縄入りとなりました。

          ホテルに到着後、すぐに自転車の梱包を解いて、組み立て調整、変速などの不具合がないかチェック。タイヤの空気圧を高めに設定してスローパンクがないかを翌日に確認することにしました。まあまあこれでひと安心です。
          ツール・ド・おきなわ

          レースがある日曜日までの天気予報はおおむね晴れ、ただこの日は風が強く、翌日の試走トレーニングの際に風向きなど気を付けることにしました。

          翌日今曜日、前日の移動疲れと身体のこわばりをほぐすためにホテルからレースコースまで自走。走り始めはとくにゆっくり走ることを心がけました。そしてもう一つの目的も、空気圧を上げることを試してみたのです。

          レースは名護市役所前がスタート・ゴール地点になり、そこから本部半島を一周するコース。海岸線を走るために、細かなアップダウンが連続する場所もあり、要所では1キロほどの坂、しかし全体的には平坦基調のコースとなっています。

          名護市のはずれ、恩納村にも近いホテルを出発すると強風向い風、あーあと思いながら走っていると、思ったより速度が上がってきます。強くなったのか?そう思いながらワット計を見ていると、あることに気がつきました。道路が軽い!路面の抵抗が少ないのです。そして風も軽い!変な表現かもしれませんが、全国の競輪場を走っているときにも同じことを感じたことがあります。風の密度が薄い感じなのです。
          ツール・ド・おきなわ

          スタート地点にある名護市役所前を過ぎて左折、本部半島を時計まわりに一周するコースに入ります。緩やかなアップダウンがある片道2車線の広い道路を美ら海水族館方面にひた走ります。あいかわらず強い向かい風。時速35キロほどを維持しながら、要所ではレーススピードまで上げていきます。けっこうきつい!

          そして美ら海水族館前の坂道、以前はここで千切れそうになり、頂上付近ではインナーに落としながらクリアしたところもアウターで上れることに自分自身驚きました。まあしかしトレーニングとレースはまったく別物、安心はできません。

          下りきると細かなアップダウンのあるところに差し掛かります。このあたりから風向きが変わりました。追い風ぎみの横風です。

          まあまあのスピードを維持しながら最後の難所、短いけど急傾斜の坂、そこを過ぎると緩やかな長い坂、少し下りまた緩やかな上り、ここも以前のレースでは千切れそうになった区間です。ここも難なくクリア。これはひょっとしてけっこうやれるかもと思った瞬間です。

          その後、長めの下りを走っているとき、スピードが乗らない?実際メータでもそれを確認しました。これは体重のせいかも?以前に比べて3キロあまり軽くなった影響かもしれません。

          名護市まであと10キロ地点の海岸線、入り江に沿っての道路のためか、風向きがコロコロ変わります。

          ゴールまで残り6キロ地点にある丘、ここもクリアすれば残り5キロ、下り基調の追い風、スピードに乗っていきます。

          そして残り1キロ、ここも風向きをチェックしながら走り、レースゴールのイメージで試走トレーニングを終えました。
          ツール・ド・おきなわ

          翌日土曜日、午前中レースコースを使い軽めのトレーニング。午後から受け付けを済まし、ゼッケン等を受け取り、自転車、ジャージに取り付けます。段々気持ちが盛り上がってきました。この感覚は現役選手時代と同じ感じです。さあ明日はレース、どうなるかドキドキです。

          続く

          【大会公式Webサイト:ツール・ド・おきなわ - 熱帯の花となれ風となれ -


          全日本自転車競技選手権大会、コーチレポート

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            この週末、島根県益田市で開催された第85回 全日本自転車競技選手権大会ロードレースに松山城南高校コーチとして帯同してきました。

            自分は金曜夜に益田市に到着、先発していたスタッフ、選手たちと合流、さっそく選手たちにコースの状況など聞きながら、翌日のスケジュール(受付、監督会議、ライダーズミーティング)を確認。朝のうちにコース視察を行い、午後1時半から一周回14、2キロのコースを走ることにしました。

            翌日、自分の目で確認したコースは、アップダウンが激しく狭く曲りくねった細い道、緩いけど長い上りや長い下り、そして風が強い平坦区間など、とても厳しいコースに感じました。ただしレース距離(コースニ周回 28,4キロ)が短く、そのことがどうレースに影響するのか。そんなことを考えながらの視察でした。

            スタート後、広い道路約1キロの平坦区間を大きく右カーブ、狭くそして短いながらも勾配のある坂に突入、その後、テクニカルな下り、そしてまた上り、ここの区間上り返しのスピードで逃げができると予想しました。その後、10キロ付近にある約1キロの上りもアタックポイントと予想、そのことを想定した試走内容に決めました。

            午後1時半からの試走には、他のチームの選手も合流し10名でスタート。
            全日本に選ばれた選手の走りは、思ったよりもスピードが上がり、一度はスピードダウンを指示。みんな負けず嫌いです(笑)

            その後、監督会議、ライダーズミーティングに参加。その夜、明日のレースでチームがとる作戦を指示しました。ただしこれはあくまでも作戦、思うようにいかない場合は選手たちで指示を出し合うことに決めました。

            当日レース開始時間(朝8時20分)にあわせて7時には会場入り。ローラーでアップ後、実走での走りでスタート時間を待ちます。

            今回のレースはローリングスタートではなく、通常スタート。しかも約1キロ走ったあとに道幅が狭くなり斜度のある上りに突入します。集団前方にいなくて勝負になりません。

            そしてスタート!号砲と同時に選手が飛び出していきます。城南生たちが先頭を切っていきます。ひとまず安心!

            その後、レース状況を聞いていると、逃げができるものの、それが決定的なものになりません。逃げを作り、そこにエースを乗せるがチームの作戦。それが上手くいかないようです。

            スタート、ゴール地点には大集団で帰ってきました。あと一周です!

            その後も逃げはできす、30人ほどの集団ゴールとなりました!

            直線入り口、先行するのは城南生。少し早くないか。
            ゴール前、スピードが緩み、後ろからいいスピードで伸びてくる選手が一人。そしてもう一人に抜かれて3位。4位も城南生。

            ゴール前は緩い上り、そして向かい風、ギヤ規制があるために46×14がトップ。優勝した選手のみゴール線上をトップスピードで通過、あとの選手はスピードが頭打ちになっていたように感じました。うーんやっぱり先行態勢になるのが少し早かったのか。しかしそれもレース!今回は流れが城南に向かなかったのでしょう。

            レース後、選手たちに聞くと、ゴール前数キロのところで集団前方で誰かが接触し、その後ろにいた城南生たちがブレーキ、そこから上手くリカバリーできず連係が乱れてしまったようです。それでも3位、4位!少し残念な結果ですが、チーム全体に力が付いてきたように思います。

            表彰式が終わりミーティング。そこである選手から悔しさにじむ言葉がでてきました。それは今以上に強くなってやる!という決意のあらわれと感じました。

            その気持ちを忘れず、来年の春には大きく羽ばたいてもらいたいと思います。
             

            第85回 全日本自転車競技選手権大会ロードレース第85回 全日本自転車競技選手権大会ロードレース


            本番で実力を出すために

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              今年も年に一回の競輪学校入学試験の季節がやってきました。

              この時期になると自分が関わった選手の試験成績が気になります。

              自分が受験した当時は、受験資格がある年代の人口が多く、15倍ほどの倍率がありました。

              今でも男子は5倍ほどの倍率があると聞きます。

              技能1次試験ではトラック2種目の計測があります。フライング200奪織ぅ爛肇薀ぅ▲襦■吋ロ奪織ぅ爛肇薀ぅ▲襪任后そのタイム上位から合格します。

              その後、2次試験では、学科試験や面接、身体検査などを経て、最終的に全国で70名程度の合格者が誕生します。

              1年間頑張ってきた成果を、たった12秒前後のフライング200、そして1分10秒前後で終わる1キロTTで出さなければいけません。

              トレーニングや他のレースでいくら良いタイムを出しても、この試験のときに出さなくては元も子もありません。

              試験では自分の思うようなウォ―ミングアップもできないことが多く、その上、この人生を賭けた試験に、実力を出せない選手も多くいます。

              自分の場合は、試験で起こり得ることを予想し、少ないアップで身体を仕上げる術や、フライングや機材故障で発走時間が伸びることなど、あらゆることをトレーニングで再現していました。そのことは、後に、選手を指導するときに凄く役に立っています。

              大切なのは、本番で、実力を出すこと、出せるようになること。

              そのためには、練習のための練習ではなく、本番を想定した練習を日々続けること。
              それしかありません。
              振り返ったときに何も残っていないような練習は、練習ではありません。

              先日、久しぶりに現役競輪選手たちとトレーニングしました。
              何気な動作の一つ一つにプロ選手なんだなぁと感心するすることが多く、この世界で自分も走ってたんだろうかと感慨にふける一日になりました。
              宇根秀俊


              最適なフィッティング

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                この最近、以前フィッティングを受けて頂いた方の2台目のロードバイクや、トライアスリートの方のTTバイクのフィッティングを施すことが多くなってきました。

                そのなかで、とくに印象に残ることがあります。

                以前フィッティングしたロードバイクは身体がはまるところにはまる、何かしっくりとくるものがあったのにこの2台目のロードバイクは…、このTTバイクは…「・・なんだか、、ちょっと・・」という所有者の方の感想です。そうしたバイクに乗っていると、身体が落ち着かず、何かしらストレスを抱えて乗っている感が強くて楽しめない、という言葉でも表現されています。そして、競技以外ではあまり使わないTTバイクも、レースにそれを使うと思うだけで気分が乗らなくなるとお話しされる方も。

                こうした状態で乗車を続けると、身体が上手く使えないので身体のどこかに負担がかかり、攣る、痛むなどの症状が出てきます。

                事実、自分の現役時代にも、そうしたことを経験しています。

                エースフレームと呼ばれる、身体の一部にでもなったかのように走るフレームを使う自転車は、トレーニングでの調子が悪かろうと、それに乗ればレースでは何とかなる!というような気持ちにさせてくれました。しかし、そのフレームが落車などで壊れ、予備のフレームでレースを走らなければいけないときなどに、何かしっくりとこないものがあれば、それがストレスを抱える原因になっていました。そのときも身体が上手く使い切れていない、何か不完全燃焼のようなくすぶった感覚を覚えています。

                そういったことが長く続けば、自転車に乗ることが楽しくなくなってきます。
                せっかく楽しんでいた自転車から離れる原因にもなりかねません。

                最適なフィッティングができている自転車に乗れば、気持ちよく身体を使え「楽に、楽しく、速く」走ることができます。
                身体のアライメント(立ち姿勢など)も綺麗になってきます。

                コーチをしている高校自転車競技部でも、そのことを凄く大切にしています。
                成長期の子供たちのフィッティングは、これでいいというものはありません。あれっ!この前まではいい感じで自転車に乗っていたのに、もうステムを伸ばさなければ…、サドル位置を変えなければ…、ということがよく起っています。

                このことをないがしろにすれば、身体つきに影響してきます。

                それは大人でも同じです。

                綺麗な、スムースな動きは身体のなかの筋肉が上手く連動することで起こります。そのためには最適なフィッティングが必要です。

                自転車は乗る人が自分に合ったフレームを選べる上に、その時々の身体の状態に合わせて細かな調整ができるという素敵な乗り物です。

                それを活用しないでいてはもったいない!長く楽しむために、無理なく速く走るために、フィッティングされた自転車で正しく身体を使うことの大切さを知っていただきたい。そう思っています。
                k-FITTING


                リフィット

                0

                  先日お手伝いした石鎚山ヒルクライムでのこと。あるスタッフさんから相談を受けました。

                  「自転車を楽しむためには何が必要ですか」とにいう質問に、
                  「ご家族はいらっしゃいますか」と問い返しました。
                  「はい」との返事に「家族サービスが大事です!」と答えました。

                  あっ!という顔をされて、その意味がわかったみたいです(笑)
                  そんな出来事を思いだし、嫁のリフィットをしてきました(笑)

                  好奇心だけで乗り始めたロードバイクですが、もう2年経とうとしています。
                  スポーツバイク特有の前傾姿勢、変速システム、クリートを使うペダルなど、いままでの通称ママチャリとは別の自転車に初挑戦。
                  ロードバイク・スニーカー
                  そのことが、スポーツバイク初心者の方を教えるために必要なことを学ばせてくれました。
                  自転車を買うためのサイズ選びに始まり、サイクリングジャージ選び、とくにサイクリングパッドは神経質になりました。多くの女性サイクリストにお尻の痛みの悩みがあるからです。 ヘルメット、グローブなど用品類、最初は運動靴で乗り始めたものの、3度目にはクリート付きのレーサーシューズに。

                  しまなみ海道などをのんびりとサイクリングしながら、安全に走行するために必要なことを段階を追いながら教えていき、1年経つごろには100キロ近く乗れるようになりました。
                  その過程で何度かリフィット。
                  ロードバイク・フィッティング
                  ステムは2センチ伸びました!
                  伸びたことに違和感はなく、逆に楽に身体を使えるようになったそうです。
                  自転車に必要な筋肉が付いてきたのでしょう。
                  一ヶ月に何回かのサイクリングでも正しく段階を追いながらだとそうなるのだなとあらためて思いました。


                  そして、つい先日のリフィットの最中、なんかサドルに違和感(いわゆるお尻の痛み)があると。
                  走行フォームを見ながらあることに気づきました。
                  どかっとサドルに乗りすぎていました。サドルと接する面に痛みを感じるのは、ペダルに荷重されていないためです。その荷重をペダルに持ってくるには?…と、考えました。常識ならばサドル水平角度を前下がりにするところ、ある考えが浮かび逆の方向にふってみました。
                  これがなんともいい感じに!
                  サドル形状によっては、ひらめきとアイデアが必要になってきます。

                  K-FITTINGを受けて頂いた女性サイクリストのなかには、最長250キロを超えるサイクリングを何回も完走されている方もいらっしゃいます。また実業団レースにも出場されている方も。
                  ロードバイク
                  スクールを受講いただいている女性サイクリストの方々の足元にも及びませんが、自分なりの自転車のたのしみ方を模索しているようです。

                  様々な制限がある自転車のフォーム。そのなかで身体を最大限使いやすい状態にする、それがK-FITTIGの役割だと思っています。


                   


                  石鎚山ヒルクライム2016を振り返って

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                    先週末日曜日に開催された「第6回石鎚山ヒルクライム」無事終了しました。悪天候の中でのレースとなりましたが、ゴール後下山されたみなさん本当にいい顔をされてました。この石鎚山ヒルクライム、出走権700人の枠はわずか数時間で完売(県内枠にいたっては数分で完売)という人気の大会。西日本最高峰の石鎚山スカイラインを2つのパートに分け、その合計タイムで勝敗を争う珍しい形のヒルクライムレースでもあります。そのために、第一区間、第二区間の走り方や、休憩の取り方など、ちょっとしたことで大きくタイムを失う可能性もあるため、出走者はこのレースならではの注意も必要です。

                    前日受付日には、協賛メーカーの出展やステージイベント、抽選会も開催され、多くの方にご来場いただきました。そのステージイベントなかで「審判長菊池仁志の自転車お悩み相談室」というトークショーをさせて頂きました。MCには、愛媛女子による、愛媛女子のためのサイクルユニット「ノッてるガールズえひめ」(通称:ノッてガ)のリーダー的存在でもあるフリーアナウンサーの作道泰子さん!サクサクッと司会進行してくれました(笑)

                    作道泰子アナ

                    南海放送「Let’s サイクリング」の収録では、カメラが回っていないところもしっかり走り切っていらっしゃるという作道アナ。そんな経験も踏まえ、ご自身が スポーツバイクを初めてから現在までに体験された悩みなどをお話いただいたり、ご観覧中のみなさんの声をお聞きしたりしながら、その解決方法をお話させていただきました。また、冒頭に書きましたが、2ヒート制の石鎚山ヒルクライムは「休憩の取り方」にちょっとコツのいるレースです。普段の自転車のお悩みから、このヒルクライムレースに特化した注意事項や対策についてもお話しました。レース後に、このレース対策が役に立ったと言ってくださる方もおられ、とても嬉しく思いました。

                    石鎚山ヒルクライム2016

                    それにしても、大会数日前に突如として台風が発生し、進路予報から荒れ模様の天候が懸念されるなか、当日まで開催されるのかどうなのか、本当に大丈夫なのか、この雨の中やるのか…いろんな思いでやきもきされた方も多かったと思います。運営サイドも同じ気持ちでした…。レース前日夜のスタッフミーティングでは、大雨になったときの対策も含め安全にレースを運営するために、真剣に話し合いました。そして迎えた当日朝…夜明け前に宿舎を出るときは大雨!それにカミナリの音もかすかに聞こえる天候。。。大丈夫か!この大会に関係している皆さんがそう思ったに違いありません。

                    石鎚山ヒルクライム2016

                    会場に到着すると、参加する選手の皆さんが続々と集まってきていました。大雨のなかをレースする不安も感じる表情も見てとれましたが、この大会を目標に今日までトレーニングしてきたことを無駄にしたくない熱い思いも感じることができました。

                    同級生

                    開会式のあと、中学時代の同級生でもある競技委員長とともにレースに対する注意事項を入念にお伝えし、いよいよスタート!600人超の参加者が7つのグループに分かれスタートしていきました!

                    石鎚山ヒルクライム2016

                    あとは、無事にスタート地点まで戻ってくれることを祈るしかあれません。多くの大会関係者が選手の安全を守ってくれています。刻々と入る無線情報を聞きながら、なんとか無事にという思いは大会関係者皆さんの思いです。

                    そしてゴール後の下山開始!優秀な下山スタッフが選手を安全にスタート地点まで誘導してくれます。最初のグループがスタート地点に帰ってきました!そして続々と!そして最後のグループが到着!リザルトにサイン!これでひと安心です!

                    石鎚山ヒルクライム2016

                    ふと選手の皆さんの様子を伺うと、皆さん笑顔!
                    朝から降っていた雨も上がり、表彰式は大盛り上がり!

                    石鎚山ヒルクライム2016

                    霊峰石鎚山で開催されたヒルクライムレース!過酷な条件だからこそ、それを克服したときの喜びは大きなものだったに違いありません。
                    石鎚山ヒルクライム2016


                    遠回りも大切な時間

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                      皆さん、何かと思うようにいかないときがありませんか。

                      自分は、プロ選手時代のときにそんなときがありました。
                      デビュー後、1年10か月でS1に昇級。その後、引退するまでS級に在籍することができました。
                      19歳でプロ選手になり、引退したときは50歳。かれこれ長い間頑張ってこれたもんです。

                      しかし、若いときはいざ知らず、年齢を重ねるごとに今まで経験したことのない「未知の身体」を自分自身で感じ、どうしたらよいのかわからなくなったときがありました。

                      今までだったら一晩寝たら元気になっていたのにとか・・・。このトレーニングをしたら調子が良くなるはずなのにとか・・・です。

                      自分自身の身体なのに、思うように動かない身体にすごくイライラしたこと、そしてどうしたらよいかわからなくなったときもあります。

                      今までの概念というか、積み重なってきたものが役に立たない。そんな経験をしてきました。

                      新たなトレーニングを模索しても、そのほとんどが結果を生まない、どうしたらよいのかという閉塞感も経験しました。

                      成績が落ちれば収入も減り、最悪引退に追い込まれるなかで、何とかしないと考えた新たなアイデアや組み合わせで考えたトレーニングでしたが、上手くいったのは1割ぐらいだったように思います。

                      なんと無駄な時間をと、そのときは考えていました。

                      しかし、何年か経ち、ふっとそのときのトレーニングを試してみると!いい感じに身体が反応してくれました。長いスパンで考えたら無駄な時間ではなかったのです。

                      色々試したことにより、トレーニング方法や組み合わせなどトレーニング技術の引き出しが多くなっていたのです。それはいまも役に立っています。

                      短期的に見ないといけないこと、長期的に見ないといけないこと、その両方の目を持ちながらバランスよく物事を考えなくてはいけない。

                      それは、K-FITTINGを施すとき、トレーニングの内容や計画を立てるとき、とても大事にしていることです。
                      K-FITTING



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