シューズを交換(やっと)

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    自分が指導に関わっている大きなレースも終わり、以前から気になっていたシューズの交換をしました。

    菊池仁志の自転車道場 K-FITTING今まで使っていたものは踵部分の接着面が剥がれてきていて、それを修理しながら使っていたのですが、時間ができた今日それを新しいものに交換。

    まず新しいクリートをニューシューズに装着。ネジ部分にはグリスを少々。以前のものと見比べながら大体の位置に調整しました。

    ソールの形と厚さが違うので自転車の方も再調整しないといけません。

    ニューシューズを履いて乗り出した時「なんか進む」「けど身体に変に力が入る」感覚。クリート位置やポジションが身体に合っていない感じです。

    次にキューファクター(靴幅)を一番狭い位置に調整。いい感じ。足裏全体で踏んでいる感覚に少しだけ拇指球で踏みこんでいるイメージがある。

    この時点でパワーメーターの数値が上がっていることを確認。6年間履き続けたシューズとは違うなと思う。
     菊池仁志の自転車道場 K-FITTINGしかし身体には変な力みがあるし、自転車はよく進むんだけど自然に身体を使っている感覚がない。

    サドルを2ミリ下げてみる。今度はハンドルに寄り掛かる感じで腕が突っぱる。

    どうしようか。ハンドルを2ミリ下げてみる。

    今度は背中に違和感。サドルを1ミリ上げる。

    菊池仁志の自転車道場 K-FITTING乗ったり降りたりを繰り返しながら自然に身体が使える位置を探す。

    微調整を繰り返しながら、スピードを上げ下げ、ダンシングも織り交ぜながら色々と試してみる。

    最終的にサドル1ミリ半ぐらい下げて、ハンドルを2ミリ下げたところで落ち着きました。

    力が入る感覚が強すぎるときは、身体のどこかに力みがあります。

    必要な力を必要なだけ自転車に入力できたら無駄な力を使わなくても自転車は進んでいきます。

    自然に身体が使える位置。それが見つかれば省エネで自転車を進ますことができる。それを再確認できる時間でした。そしてシューズは身体の力をダイレクトに自転車に伝えるアイテムなんだなと再確認できる時間になりました。
      菊池仁志の自転車道場 K-FITTING


    正解のないトレーニング方法

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      中学生時代から始めたサイクリングから考えると、もう40年以上スポーツバイクに乗っています。
      その中の、プロ選手として過ごした30年も含むと、大きな怪我や病気等、様々な経験をしてきました。
      「競技としての自転車」と「仕事としての自転車」は大きく違い、後者のほうは、自分の身体に起こり得る様々なこと(年齢や体調)についても言い訳ができないしんどさがあります。報酬を頂いているので当たり前ではありますが。
      画一的なトレーニングを繰り返しても、それが身体の反応として出てこないことは多々あります。安定して成績を出すためにはどうするかということには、経験や知識が必要不可欠です。

      競輪選手は半年ごとに、競輪界で活躍している全選手の順位がつき、それをもとにシード権などが確定します。
      だいたい半年で40レースから50レースをこなし、レースごとにかけられているレートポイントの合計から1レースあたりの平均ポイントが割り出されます。気が抜けません。

      そうしたなかで、成績が横ばい、もしくは下降線に入ったとき、トレーニング方法について検討しなければというときがあります。
      それが上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあり、なんて無駄なことをしたのかと思い悩むことも多くありました。

      あるとき先輩選手からそのことについてスッと心に触れる言葉をかけてもらいました。
      「チャレンジすることに失敗はない、それをどう活かすかで成功にかわる」というものでした。
      年齢を重ねるごとにその言葉の意味がわかるようになりました。
      ただトレーニング方法については引退するまで思い悩みましたが(笑)

      そして引退後の指導者研修。
      プロだったのにそんなもの受ける必要があるのか…。
      けど、それは違いました。
      指導者として、ジュニアを含めたアスリート・プレイヤーたちとどのように向き合うか、といった基本的なこと。体系立てて習うこことで、いままで自分が思い悩み、様々なチャレンジから得たトレーニング内容が間違いではなかったと気づけたこと。
      そして現役時代、心拍計を使用したトレーニング、乳酸測定装置を利用したトレーニングとその数値、実践の結果から見出したものは、近年のトレーニング理論にも応用されているものでした。

      現在では主流となっているパワー計を使用したトレーニングも、現役時代に見出したもので説明がつきます。
      トレーニングは単純な足し算ではなく、色々なものが複雑にからみあっているものです。
      指導者となった今、感情を入れず、冷静な判断でトレーニングを積み重ねていきたいと思っています。
      菊池仁志


      トレーニングとベストラップ

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        フィッティングにレース帯同、学校の指導に国体強化チームの指導と忙しい日々が続いています。

        ここ最近、面白い出来事がありました。

        国体強化チームを指導しているとき、かなりのボリュームでトレーニングをこなしていくのですが、トレーニング終盤にベストラップを更新することがありました。

        疲れているはずなのに、見ているだけだはよくわからないので選手たちに聞いてみると、あるときを境に楽しくなってくるそうです。

        よくあるランナーズハイかもしれません。

        しかし、実力ギリギリのタイムで走っている選手がランナーズハイになったところで、簡単にベスト更新することはありません。

        それは元々その実力があったからです。

        自分では限界だと思っていても、その限界はまだ先にあったということです。

        パワー計を使ったFTP測定でも、練習でのテストより、実戦でのデータのほうがより高い値を出してきています。

        これもその一例かなと思います。

        FTPを越えた境界線あたりから乳酸が溜り始め、そのままでは脚が止まってしまうと思っていても、そこであきらめたらレースは終わります。

        FTPを越えようがどうしようが、食らいつく場面では気持ちで付いていかないといけません。

        それをトレーニングで再現できるのか?

        できると思っています。

        ただし、それを実行するには強靭な精神力が必要になります。
        苦しい局面では、精神面の克藤があり、恐れや怖さという感情も出てきます。

        感情がコントロールでき、肉体もフレッシュな場面では身体の使い方も意識的に動けます。ただし、レース終盤になり、感情にも乱れが、そして肉体的にも苦しい場面では、正しく身体を使うことが難しくなってきます。しかし、それができなければ勝てません。

        その克服するためにレース終盤を再現するようなトレーニングをしていかないといけません。

        どれだけトレーニングを実戦に近づけることができるか。そのためには様々なアイデアが必要です。

        トレーニングでは意識的な動きを繰り返し、そしてレースでは無意識に動けるようになるために、それができるようになれば自分の身体も思いのままにコントロールできると思っています。
        松山市


        広い視野が保つ精度

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          先日テレビを見ていたら、小さな部品の不具合を見抜く職人さんの話がありました。
          流れるよう手作業で仕事をしているその職人さんの目線での映像もテレビに流れていました。

          1日に6000個ほどを扱うその職人さんの手作業は寸分の狂いもない機械のような早さで、そんなスピードで作業して本当に部品の不具合がわかるのか不思議でなりません。そこでその部品の一つに点のような小さな傷をつけて、それが見抜けるかどうかを試してみることになりました。

          目線での映像からは、部品が変わるたびに同じところを見ていて、その小さな傷がある部品も、一度は見逃したものの、また視線が戻りそれを見抜くまでの映像が流れていました。

          どのように見ているのですか?の質問に、一点を凝視するのではなく、全体をなんとなくみていると、なんかおかしいと思う場所があるのだそうです。

          なるほど自分にも思い当たることがあります。

          フィッティング作業中も、一点だけを凝視するのではなく、なんとなく全体のバランスを見ながら作業しているからです。

          そのなかで違和感のある動きを目がとらえ、それを正常化するために、クリート位置やサドル位置、ハンドル位置など、どこをどのようにしたらバランスがとれるのか考えながら作業しているのです。

          いく通りもあるその組み合わせですが、計算式でなんとかなるものではありません。

          それぞれの人の身体は、運動経験や、関節の可動域、筋肉の強さなど千差万別で、同じ身体ではありません。また成長もしていきます。

          自転車上でそれぞれの人の身体が一番使いやすい、自転車を扱いやすい位置関係にもっていくことを一番に考えています。

          そして自転車そのものの重心にしっかりと乗る、これができれば快適に長い距離を速く走ることが可能になります。

          自転車という道具を自在に扱う!そのためにはどうするのか?その人の身体の特性を活かすためには、既成概念にとらわれない新しいアイデアが必要になるときもあります。

          それは小さな視野では見つけられないもので、大きな視野で見ながら小さな視点で見るというようなことが必要です。

          職人さんの目線もそんなことを語っていたと思います。
          K-FITTING:菊池仁志


          かっこよく自転車に乗っている。

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            かっこよく自転車に乗っている。自転車乗りならばそう言われたくないですか?!

            どのようなことがかっこよくと感じるのか?それは人それぞれで違ってくると思います。

            ここでは奥様にかっこよく乗っているね!と言われたサイクリストの方のお話を書いてみたいと思います。

            知人からの紹介でK-FITTINGの門を叩かれたある男性サイクリスト、スポーツバイク歴は10年ということでした。

            2台の自転車をお持ちで、それぞれ高性能なロードバイクでしたが、何かそれを乗っていても楽しくないばかりか、進まなく感じて、そのうえ身体に違和感を覚えてきたそうです。

            新たな自転車を購入することで、その問題が解決するかと思われたときに、K-FITTINGを紹介されたのだとか。

            新しい自転車を買う前でしたので、以前からお持ちのロードバイクで受講されました。

            最初に見た感じは、まとまったフォームだと思いました。それはいい意味でのことです。

            自分で色々考えて、試行錯誤された感じも見えてとれました。

            ただ、よくよく見ていくと、手直ししないといけないポイントがありましたが、それは何ミリかの調整により改善するとだろうと予測しました。実際には、走りながら微細に調整しながらバランスをとる作業になります。

            まずクリート位置が上手くでていないと、サドルやハンドル、ステムを調整してもフィッティングはでません。

            近年のシューズのソールは、前後左右に粘りがあるしなりで、靴裏全体でペダルを踏むように設計されてきています。ペダルを押し下げる動作のときに、足裏では、小指側から拇指球に重心が移動してきます。拇指球のみ意識しすぎた場合、股関節が内旋傾向になり、ペダリングの動きに制限が加わります。

            粘りがあるソールでは、足裏がそうした動きをしやすい位置にクリートをあわさなければ身体に違和感が出てきます。そこで正確な位置にクリートをあわせる必要性があるのです。

            それがあえばサドルの前後位置、高さ、水平面の調整です。
            そこでも微細な調整が必要になり、それにはちゃんとした理由があります。

            ステムの長さが適正か、ハンドルの高さは?ブラケットの角度などを含めた、色々な位置でハンドルを持ったときのバランスをとります。

            最後に勾配の変化やギヤを色々かけてフォーム全体のバランスを確認、微調整して完成です。

            自然のなかで行うスポーツであるサイクリングやレースは、道路や気象の変化に対応しなければなりません。一つのフォームですべてを走り切るのは難しく、様々にトランスフォームしながら走っていきます。そうしたなかでも常に身体を使いやすい自転車にフィッティングする作業は公式では導きだせないものです。

            そして完成したフィッティング。後日、この方からメールがありました。ローラー練習のなかでのペース走で、最高平均ワットを記録したと、そうなのに心拍が下がってきていると。これこそ求めるものです。そして2台目の自転車をフィッティング作業中、奥様に「かっこよくなってる」と言われたとポツリ。とても嬉しそうでした。

            K-FITTING K-FITTINGは「楽に・楽しく・できれば速く」をキャッチコピーにしていますが、そこに「かっこよく」もいれてはどうですか?とご提案を受け、自分もなんだか嬉しくなりました。
            (スクール終わっての一コマ)

            ロードバイクスクール K-FITTING


            練習の質と内容と時間

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              2月になりました。
              まだまだ寒い日が多いですが、春がもうそこまでと思うような日もあります。

              今回のブログエントリーは、レースを目指す方、ロングサイクリングを目指す方、健康維持のためのサイクリングを目指す方、とくに自転車に乗る時間があまりない方のヒントになる話です。

              引退後、サイクリストの方々とのお付き合いやふれあいの場が増えていく中で、元競輪選手というイメージから、普段からものすごく自転車に乗っているイメージを持たれているのだなぁ、と、感じることが多くなってきました。実際、「1日に何百キロも走るんでしょう?」とか、「どのようなトレーニングをしているのですか?」等、よく質問を受けます。
              元々がプロ生活を30年してきたことから、それまでのトレーニングで身体ができていると思われる方も多いです。

              しかし、引退して6年も経てば、プロアスリートの面影はなくなり(;´д`)…、普通の身体に戻っていると自分が一番わかっているつもりです(^ω^)。

              実際、昨年の「ツール・ド・おきなわ」を走ったあとに、「レースを走るためにどれくらい(凄い)トレーニングをされているのですか?」と質問をたくさん受けました。しかし、その答えを聞いた皆さんからは「ええ!?嘘でしょう?」と言われる程、少ないのです(笑)

              その内容とは、「週に2回、1時間半〜2時間の集中した自転車のトレーニングと、毎日15分ほどの体幹トレーニング、寝る前のストレッチだけです」、「あとは食事と睡眠時間に気を付ける」というものです。

              ただし、これはレース時間を1時間半と考えた場合にできることで、その時間が伸びれば、それだけトレーニング時間も長くなってきます。

              基本、レースであれば、そのレースの強度、レース時間によってトレーニングのボリュームも決まっていきます。

              また、サイクリングでは、健康を維持したい、痩せたい、またはイベント完走を目指したい等の目的別に走行時間を調整(色々な考え方があります)します。

              そのためにも、まず、一番大事なことは自身の身体が使いやすいように自転車をフィッティングすることです。そのことにより、より多くの筋肉が動き、身体全体に協調性がでて、なめらかな動きで自転車を進ますことが可能になります。それは省エネで走れることを意味します。

              できるだけ自転車に乗るようにする、自転車に乗れないときは体幹(腹筋など)を鍛え、ストレッチで柔軟性を上げる。食事に気を付ける(オーバーカロリー)。これは自分がプロ生活をしているときも基本にしていたことです。

              また他の運動で鍛える方法もあります。
              それについてはまた次回にお話ししたいと思います。
              K-FITTING


              経験からの気づき

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                ここ愛媛松山でも雪が降る寒い日が続いています。

                あるときふと、ここ最近の成績が気になっていた後輩競輪選手に連絡を取ってみたところ、フォームをチェックすることになりました。

                元々が強く、色々考えてトレーニングをしている選手なので、あえて自分がでしゃばるのも…とも思いましたが、レース映像を見て気になる動きなどの問題点を伝えると、その選手も同じことを考えていたというので、フォームチェックとトレーニングの方法をアドバイスすることになったのです。

                脚力が違いすぎる競輪選手と実走でという訳にもいかないので、競輪場に置かれている3本ローラーでのフォームチェックとワットバイクでのペダリングレクチャーという方法をとらせてもらいました。

                固定された自転車では動きの本質が見えないことが多く、実走での確認が一番なのですが、自転車水平がでる3本ローラーであれば、手放し走行ができるスキルがあることを条件に詳細なフィッティングが可能になります。

                手直ししたのは、サドル高、水平面、ハンドル高のみで、動かした数値は最大2ミリ、サドル水平面にいたっては調整ボルトを45度、8分の1回転、0.3°動かしただけです。

                それでもフォームは大幅に変化して身体の動きがスムースになりました。

                自分も現役時代にはレース毎に様々な問題点(レースのなかでの弱点)を修正するためにフォームやトレーニング方法を色々と模索していました。

                しかし、それでも修正できないことがあり、なぜ修正できなかったのかは、引退してから気づいたこともありました。今にして思えば、その大半は自分の思い込みによって問題の視点がずれてしまったことが原因です。もっと視野を広くしていれば解決できていたかもしれません。

                そんな経験がいまの仕事に活かされていることも事実です。

                この選手もレース中の苦手な動きやスピード域を解決するために模索を繰り返していましたが、ほんの少し違った方向に向かっていた感じでした。

                そのフォームチェック中、2本あるレース用フレームどちらを使うのが今の自分にあっているのか相談を受けました。

                ジオメトリーが同じでフレームを構成するパイプ2本の厚さが0,1ミリ違うだけのものです。

                正直それがわかるのか自分でも半信半疑でした。それもローラーだけで。

                しかし乗り比べている選手の動きを見ると明らかに違うところを見つけることができました。これには自分でも驚きました!

                良いと思うフレームを選び、その理由も述べ、そのフレームをレースで使うことになりました。

                その後、レースを重ねるごとに成績も上がり、調子が良くなりつつあります。

                今、こうして、自分の経験から学んだ気づきから、後輩の後押しができること、そこから得られた技術とノウハウが蓄積されていくことに感謝する日々です。
                松山けいりん
                 


                新年のご挨拶

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                  あけましておめでとうございます。2017年もよろしくお願いします。

                  ロードバイクスクールのなかでのk-fitting、コーチングを始めて1年4か月。15歳から乗り始めたスポーツバイク、そしてプロ選手としての30年の経験をトータルすれば41年目の年となります。

                  公認コーチ共通(各種目)講習のときに「コーチングとは何か?」が最初の課題でした。そのなかで一番大事だと思ったこと、それは「コミュニケ―ションスキル」でした。

                  普段の何気ない会話のなかに、その人にとってとても大事な言葉が埋もれている。それを探し出し、そしてそれを解決するための手法を探し出す。それがコーチングと理解しました。そしてそれを見抜く目も。

                  それは見えないもの(未来かな)を見る力を鍛えることかもしれません。

                  自転車という道具を介して自分自身がどのような表現をしたいのか、それは人によって千差万別だと思います。

                  それを後押しするためにもさらにスキルを磨き、技術の引き出しを多く持つ努力を続けていこうと思っています。

                  そういえば、競輪選手時代も辞めるまで色々な悩みを解決するために努力していたなぁ(笑)
                  菊池仁志:引退レース菊池仁志:引退レース

                  (写真:2011年11月:引退レース)

                  今の山

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                    先日、「第4回イマノヤマヒルクライム」を走ってきました。

                    現役競輪審判長の生まれ故郷である高知県三原村で開催されたレースです。

                    この審判長、実はとても凄い人で、マスターズトラック世界選手権2011では銀メダル、そして先日行われた「2016全日本自転車競技選手権大会マスターズ」でも優勝、日本一になった人です。
                    イマノヤマヒルクライム
                    レース終了後の一枚

                    競輪選手にとって審判長の裁定はぜったい!しかし納得のいかない裁定にはけんか腰で議論することもあります。失格になれば賞金はゼロ。死活問題になることなのでそうなります。

                    そうした重責をまっとうしながら、ひそかにコソ練!けっこうやります(笑)

                    自分が現役選手のときは、その関係にもなにか壁みたいなものあり、お互いもう一歩踏み込めない感じが続いていました。

                    しかし、自分が引退。そうした関係にも終止符が打たれ、いまはとても仲良しです(笑)

                    そしてもう一つ、このヒルクライムのポスターにもなっているイラストのクオリティがとても高いこと、だれが描いたのかと聞けば、役所の方が趣味で描いているとのこと!…とても驚きました。
                    イマノヤマヒルクライム

                    コースは全長6,7キロ。獲得標高521メートル。短めだけど、けっこうハードなコースですびっくり

                    ツール・ド・おきなわ用の後ろギヤ12−25を12−27に交換。それでなんとかなるだろうと思っていました楽しい

                    しかし、甘くはなかった!冷や汗

                    午前10時からのレースは5〜6人ずつ、30秒おきにスタートします。自分は最後尾の組、それもヒルクライム専門の選手たちと一緒です。自転車は5キロ台!フロントシングル!バーテープ、ボトルホルダーもなし!身体も絞れている!対してこちらは禁酒解禁で少しポッチャリ(苦笑)ベル、前後リフレクター、ボトル、パンク修理キットも。さすがにヤバイと感じ、パンク修理キットは主催者に預かってもらい、ボトルの水は3/1になるまでに減らしました。

                    イマノヤマヒルクライム

                    しかし、ついていけたのは最初の1キロまで。緩斜面でも40キロ近くのスピードでて、もう無理、オーバーヒートする!そう思いワット計を見ながらマイペースで上がることにしました。コース後半部分にある急斜面に完全にびびってました(笑)

                    成績は聞かないでください(泣)

                    イマノヤマヒルクライム

                    ゴールでは、飲み物、食べ物が振る舞われ、その後、下山スタッフの誘導で下山。

                    スタート地点に戻ると地元の方たちが作ってくれた料理で食事会、これがとても美味しい!食べながら表彰式、そして地元の方たちが協賛してくれた郷土品の抽選会と進み、午後2時には終了!

                    イマノヤマヒルクライム

                    アットホーム雰囲気のなか、家族での参加やご夫婦での参加が目立ち、また来年もでたいな!そう思える大会でした。

                    イマノヤマヒルクライム

                    しかし、山は練習しないと速くなりませんね。それがよーくわかる大会でもありました(苦笑)


                    第28回ツール・ド・おきなわ2016(2)

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                      今回のツール・ド・おきなわを走ることに躊躇していたことがあります。

                      前年度、上位50位以内の選手はシード番号をもらえスタートで集団前に並ぶことができます。

                      2014、2015年ともに走ることができなかった自分はその番号がもらえず、早い時間から並ぶ必要がありました。

                      オーバー50クラスは全国から多くの猛者が申し込むことで知られ、申込み期間半ば、もしくは何日間で400人の枠が埋まる人気のレースです。

                      申し込んだ後、ゼッケン番号を含む受付用紙が送られてきたのが10月末、封書を開けてみると「3801」の番号が。3501から始まるゼッケン。そして今回のレースは415名の選手が登録していました。これは大変、早い時間から並ぶ覚悟をしました。
                      ツール・ド・おきなわ

                      レーススタート時間は、210キロチャンピオンレースがスタートした5分後、午前6時50分です。そのために当日は朝3時に起床、おにぎり2個、バナナ1本を口にしました。

                      ホテルを出るときにタイヤの空気圧を確認、補充、4時半に出発。会場には5時に到着。あたりは暗く、街灯のあかりと車の室内灯を頼りに準備。それから身体を起こすためのサイクリングに出かけ、ゆっくりと軽いギヤを回しながらレース召集地点に目をやると、もう10名ほどの選手が並んでいるじゃないですか。時間は5時40分、これはもう並ぶしかありません。これからスタートまで1時間10分、アップも何もできません。
                      ツール・ド・おきなわ

                      そうこうしているうちにどんどん人が並んできます。そして前にはシード選手たち。
                      ツール・ド・おきなわ

                      スタート30分前、メイタンCCCと2RUNを少量の水とともに口にしました。ボトルの中身はメイタン電解質パウダーと水400CC。
                      ツール・ド・おきなわ

                      スタート地点へ歩いての移動が始まります。スタート5分前、着用していたウインドブレーカーとレッグウォーマーをサポートに手渡し。いよいよです!
                      ツール・ド・おきなわ

                      号砲と同時にスタート。左ペダルのキャッチが上手くいかず、あっというまに後方に、しかしスタートから1キロ区間はニュートラルゾーン。集団最前方の審判車は抜くことができません。集団右側にでて前に踏んでいきます。上手く10番手ほどに上がることができました。
                      ツール・ド・おきなわ

                      リアルスタートと同時に一気にスピードが上がって行きます。集団のあちらこちらでギヤを上げるカキンカキンという金属音。横にも前にも選手、本格的なレースの始まりです。

                      レースが始まって自分が最初にする作業は、動きが危ない選手、脚力に余裕がない選手、そして調子が良く踏めている選手を選別する作業です。それは思わぬ落車に巻き込まれないようにすること、現役選手時代にもそのような選手の後ろは走らないように心がけていました。

                      とは言っても、自分も高速集団走行は3年ぶり、集団内を走ることに脚力を消耗している感じ。そしてゼッケンもシード外。位置取りも楽ではありません。海のものか山のものかわからない選手を前には入れたくないですからね。

                      コース前半の緩やかなアップダウンがある広い2車線の道路では、何度も逃げを作ろうとする動き、それを追いかける動きなどがあり、猛スピードでレースが進行していきます。これはと思う逃げには乗るように何度も追いかけたりしながら、ふと後ろを見ると、視線のはるか先まで選手が走っています。ちょっと感動(笑)

                      そして車線が狭くなり上りが始まる区間では、前に上がろうとした選手たちの動きでさらにスピードが上がります。

                      苦手意識のある美ら海水族館前の上りも何とか集団前方でクリアすることができた!と思った瞬間!上り返しでさらにスピードが上がり前の選手が中切れ、これは追いかけないと逃げが決まる!脚を使いながら前に追いつき、しかし直後の平坦区間で牽制、後ろから多くの選手たちが集団に合流。それからのアップダウンでも逃げができそう、それに乗る、また捕まるの繰り返し、綺麗にローテションがまわっていません。

                      最後の難関、短く急勾配のある坂は何とかクリア、そのあと2連続する勾配の緩い坂道で集団前方がペースアップ、それに付き切れ、前の集団は20名ほど。ここは何としてもついていかないとレースが終わる!しかし脚が一杯。冷静になれ!後ろを見ると何名かの選手が追いかけてきます。それにかろうじて食らいつき集団復帰。そして下り坂。平坦区間で牽制、また大集団に。みんな集団スプリントを意識し始めました。

                      その後、ペースの上がり下がりがあるものの、最後の丘は2番手でクリア。残りは5キロ。下り基調の平坦のみ。集団の人数は60名ほど、ここからは位置取りが鍵、一度後ろに下がると上位は無理、どの選手も同じ思いでしょう。

                      何度か前の選手が斜行、加減速もあり、横の選手とも当たりそうになったりして「すいません」と3回は言ったような(笑)

                      ゴールまで500叩そこを3番手で通過!残り300箪乎頂険Δら他の選手がダッシュ!一度は集団内に飲み込まれたもののコースを見つけギヤを一枚アップ!そして踏み込むとギヤが重くて加速しない!踏めないギヤでないのに思ったよりも脚にきている。残り100蛋阿錬蛙諭シッティングで力任せに踏み込む。ゴール直前一人抜くも後ろから抜かれて4位。あーあ表彰台が(泣笑)
                      ツール・ド・おきなわ

                      けどすがすがしい気持ち、それに達成感もありました。表彰台に上がる選手、優勝した選手は一枚違う強さでした。
                      ツール・ド・おきなわ

                      計測チップを返し優勝した選手と談笑。この選手は今年59歳、素晴らしいことです。普段の努力の賜物でしょう。

                      そして久しぶりのレースはプレッシャーもあったけどとても楽しいものでした。来年もまたこのレースに沖縄に来たいと思ってます。
                      ツール・ド・おきなわ 

                      参加レポート・お・わ・り。

                      【大会公式Webサイト:ツール・ド・おきなわ - 熱帯の花となれ風となれ -】 
                      【ツール・ド・おきなわ開催地: 沖縄県名護市
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